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口臭は歯医者で治せる?原因別に治療と対策を現役歯科医が解説!

最近は口臭ケアグッズが多く出回っていますね。
CMでもよく目にすると思います。

私も口臭あるんじゃないかな…不安

口臭はどうやったら治るんだろう。。

そんな風に思っているあなた。
そもそも口臭の原因、きちんと知っていますか?

原因を正しく知ることで正しい治療や対策ができます。
そこで今回は主に以下の3点について解説します。

  • 口臭の原因を知る方法
  • 口臭の原因別の治療と対策
  • 口臭に効く市販品
現役歯科医師である私がわかりやすくお伝えしますので、どうぞご参考になさってください

口臭は歯医者で治そう


病的な口臭がある場合、歯医者で治すことが多いです。
なぜなら口の中に原因がある場合が多いからです。

実は病的口臭の87%が口の中に原因があると分かっています。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)

口臭を確実に直すには原因を取り除く必要がありますよね。
ですので、原因を取り除いてもらえるところ=歯医者で治します。

もちろん原因によって治療方法は異なります。
ですが、先ほど述べたように87%は原因が口の中にあります。

口臭が気になったら、まずは歯医者さんへ行きましょう。
それが解決への近道です。

口臭の原因は歯医者で確認する


口臭の対策をするには原因を知ることが大事です。
では原因を正しく知るにはどうすればいいか?

こちらも歯医者さんへ行くことで解決します。
口臭の原因は歯医者さんで確認しましょう。

ただ、ここで注意したいことが一つあります。
口臭の原因を細かく成分分析まで行うには特殊な機械が必要なんです。

この機械は大学病院等の大きいところには置いてあることが多いです。
最近は一般のクリニックでも置いてあるところが増えました。

そういうところはホームページで宣伝しています。
ですので、事前に調べてから行くことをお勧めします。

息さわやか外来、口臭外来などと検索すると見つかりやすいです。

口の病気

口臭の原因がほとんど口の中にあることはお伝えしましたね。
ほとんどの原因は歯周病だと言われます。

簡単にいうと、歯周病を引き起こす菌が臭い物質を出すんです。
これが強烈なんですね。

一般的には生ゴミのような臭いと例えられています。
もうひとつよくあるのは、舌に溜まった汚れです。

舌が臭いの原因になってしまうこともあるのです。
他には大きな虫歯がある場合。

虫歯菌によって歯が腐ってしまうと大きな虫歯になります。
また、口の中が乾燥していると虫歯になりやすいです。

口が乾くのは唾液が少ないから。
唾液には汚れを洗い流す力があります。

さらに、細菌の繁殖を抑える力もあるんです。
ですので口が乾くのは結果的に口臭に繋がりやすいです。

口の中で原因となるものは

  • 歯周病
  • 舌の汚れ
  • 大きな虫歯
  • 口の中の乾燥

などがあります。

これらに共通する原因は一言で言うと菌です。
口の中に原因がある時、そもそもの原因は口の中の細菌といえます。

口の中に原因がある場合は目で見てわかるか、少しの検査でわかることが多いです。
ですので息の成分をしっかり分析しなくても大体原因の予想がつきます。

息の成分を分析するには特殊な機械が必要でしたね。
しっかり成分まで調べた上で治療を受けたい場合は、はじめから口臭を専門としたところを探しましょう。

検査の結果は詳しくわかります。
ただ受ける治療は一般の歯科医院と同じこともあります。

原因が普通の歯周病ならそのための治療になるからです。

耳鼻咽喉の病気

鼻やのどに原因があることもあります。
これは耳鼻咽喉科でないと治せません。

原因によっては口腔外科で治すこともあります。
歯医者へ行って口の中が健康だとわかった場合。

でも鼻の調子が悪いかも、のどが気になっている。
口の中に問題がなくても臭いが気になる。

そんな時は鼻やのどに原因があるかもしれません。
歯医者で大きなレントゲンで撮ってそれがわかることもあります。

ただ部位が限られますし、少ないケースです。
わからないけど気になるし耳鼻科を受診したい。

でも口臭を理由にいきなり行きづらいな…
そのような時は歯医者さんで紹介状を書いてもらうこともできます。

必要だったら頼んでみてくださいね。

身体の病気

身体の病気が原因で口臭が生じることもあります。
臭い物質が血液をめぐって肺から息へ。

それが口臭として現れるパターンです。
そんなに多くは起こりません。

肝臓、腎臓、胃の病気や糖尿病が代表的です。
ただ、息の成分を分析しないと正確なことは分からないです。

身体の病気がある場合や詳しく知りたい場合は、はじめから口臭を専門とするところで検査すると良いと思います。
もちろんこの場合は、原因となっている病気を治療することが必要です。

心の病気

実はストレス等精神的なものに由来する口臭もあります。
この場合は実際には口臭はありません。

客観的には無いけれど、自分だけ感じてしまう状態です。
この診断にはやはり機械が必要です。

機械で計測して、口臭が無いことを確かめます。
一緒に検査結果を確認しても自分では口臭を感じてしまう時。

そういう時は心が疲れているサインかも知れません。
原因がどこにあるか分からない場合もあるので、多面的にみてもらえる大きめの病院での治療がおすすめです。

色々な科があるため別の科で治療することになった時や、複数の科に通う必要のある時に負担が少ないと思います。

病気ではない口臭

病気ではない口臭もあります。
これは誰にでもあるものです。

例えば、臭いの強い食べ物を食べたあと
口から臭うなーと自分で思いますよね。

また、朝起きた時
ちょっと口が臭いかもって思ったことないですか?

実は朝起きた時は最も口臭が強くなるんです。
これは誰でも同じこと。

これらは時間が経つと消えるものです。
食事の後、気づくと臭いはなくなっていますよね。

朝起きてご飯を食べたら歯を磨きます。
そうすると起床時に感じた臭いはもうありません。

これは病気ではないので、治療は必要ないですよ。

歯医者で治療や対策可能な口臭【原因別】


歯医者で治療可能な口臭は口の中に原因があるものに限ります
口の中に原因がある=口の中の細菌が原因とお話ししました。

残念ながら口の中の細菌を全て無くすことはできません。
ですが細菌の数を減らすことはできます。

そのためにはお口の中を清潔に保つことが重要です。
細菌が増えづらい環境を維持するということです。

これは原因がどこにあっても共通して言えることになります。

歯周病

この場合は当然ですが歯周病の治療を受けましょう。
歯周病は歯がある限りなくなりません。

そこで、今より病気を進ませないようにすることが大切です。
歯周病菌を増やさないこと、活発に活動させないこと。

これにより歯周病の進行は抑えられます。
また、歯周病菌が減ることで菌が出す臭い物質も減ります。

そのためには自分で行うおうちでの歯磨きが重要になってきます。
歯周病菌は主に酸素の届かない隙間や溝が大好きだからです。

セルフケアがどのくらい行き届いているかで治療結果が変わってきます。
ですので正しいセルフケアの方法を歯医者さんで教えてもらいましょう。

あなたに合った方法を一緒に探し、一緒に治療にのぞむのです。
自分の普段のお手入れが良くも悪くも大きく影響します。

舌の汚れ

舌の汚れは舌苔と呼ばれています。
舌に苔のように汚れが溜まっている状態だからです。

これを綺麗に掃除して取り除くことで臭いが消えます。
歯を磨くように舌も磨くんですね。

気を付けたいのは、歯と違って舌は柔らかいことです。
傷つきやすく、磨きすぎるとヒリヒリします。

そうならないためにも歯医者さんでやり方を教わりましょう。
正しく行うことが大切です。

使うのは舌ブラシという専用のブラシになります。
あとでご紹介しますね。

虫歯

これも当然ですが、まずは虫歯の治療をしましょう。
虫歯菌によって腐った部分を取り除くことで臭いが消えます。

ですが、虫歯を治したら終わりではありません
きちんとお手入れしないとまた虫歯になってしまいます。

あなたが治療を受けたところは、虫歯になりやすいところです。
自分はどこが虫歯になりやすいのか?

何に気をつければ虫歯を予防出来るのか?
これを歯医者さんに教えてもらってください。

治療を受けたあと、少し意識するだけで歯が長持ちしやすくなりますよ。

入れ歯の汚れ

入れ歯を綺麗にしましょう。
普段から入れ歯も歯と同じようにお手入れしていますか?

実は入れ歯も自分の歯と同じように綺麗にする必要があるんです。
お手入れの方法は歯医者さんで教えてもらいましょう。

長い間お手入れしていない入れ歯には、自分では落とすことのできない汚れがついていることもあります。
眼鏡が汚れていたら、綺麗にしませんか?

ときどき眼鏡屋さんで綺麗にする機械を使ったりしますよね。
それと同じことで、入れ歯も自分で綺麗にするのと同時に清潔を保つため、きちんと使える状態を保つために定期検診が必要です。

定期的に歯医者さんへ行ってお手入れ方法を教わったり、プロの手でクリーニングしてもらったり問題ないかチェックしてもらいましょう。

定期検診では基本的に入れ歯のクリーニングも行います

口腔乾燥

口の中が乾燥している原因を探していきます
薬の副作用によって生じていることがあるからです。

まずは今飲んでいる薬を歯医者さんに伝えましょう。
もしも薬が原因である場合、その薬を変えることができないか?

または量を減らすことができないか?
歯医者さんからかかりつけのお医者さんに聞いてもらいます。

出来ることを一緒に探していくことになります。
薬が口の中の乾燥に関係している場合もしていない場合も、唾液が出る唾液腺という部分をマッサージすることは効果があります。

やり方は歯医者さんで教えてもらいましょう。
一番簡単に出来るのは、頻繁にうがいをしたり、こまめに水分を取るなどして口の中を潤すことです。

よく噛んで唾液を出すことを意識しながら食べたり、ガムを噛んでわざと唾液を出すこともすぐにできますね。
他には口の中を潤すジェルなどを使う方法があります。

これは一般的に発売されているものです。
あとでご紹介しますね。

最近は歯医者さんで置いているところも増えています。
使い方もあわせて教わると良いでしょう。

口臭に効果のある市販品【歯医者推奨】


口臭の原因にアプローチ出来る市販品をご紹介します。

歯科医院でもよく使われているマウスウオッシュです。
マウスウオッシュは殺菌作用があるものを使うと、歯磨きとの相乗効果を得られます。

合わせて口の中の細菌の数を減らすことが出来るからです。
今回こちらを私がすすめる理由は二つあります。

ひとつは経済的なことです。
コップ1杯に数滴の使用のため、3ヶ月くらい平均でもちます。

もうひとつは刺激が少ないこと。
リステリン を使ったことのある人は多いかと思いますが、かなり刺激が強いですよね。

リステリンはピリピリしてダメだけどこれなら使えます!

と言う人が多かったので今回紹介しました。
洗口液は今たくさんありますので、自分に合ったものを探すと良いと思います。

このスプレーは口臭が気になった時にシュッとすると気になる臭いが少し経つと消えます。
即効性があります。

ただちょっと苦いです。
もちろん原因の除去は必要ですが、すぐに効かせたい時有効です。

お昼にネギを食べちゃったけど、これから人と会うから気になる。
そんな時などですね。

このハイザックのシリーズには、口臭に十分な効果があるとされる塩化亜鉛が成分として含まれています。

舌を掃除するブラシです。
歯医者で治療可能な口臭で紹介したので載せておきます。

口が乾いてしまう方におすすめするものです。
マウスウォッシュタイプもあります。

こちらはジェルです。
個人的には効果が持続しやすい気がします。

原因が何かによってどう対策するかは変わります。
ですので原因を把握しておくことは必要です。

自分で出来る対策もありますが、歯医者さんには定期的にみてもらってくださいね。

【口臭の原因別】歯医者での治療と対策まとめ


口臭が気になった時は歯医者で治すのが得策です。
原因を知って、それに合った対策を施すことが大切でしたね。

口臭を歯医者で治す方法まとめ
  • 口臭の原因を歯医者で見つける
  • 原因に合った対策をする
  • 口の中の細菌を減らす
  • 口の中を清潔に保つ

口臭の原因で共通するのは汚れと細菌です。
口の中を清潔に保つ正しい方法を知るため、あなたに合ったセルフケアを教えてもらうためにも歯医者さんへは定期的に行くことをおすすめします。

なお、市販品での口臭対策ついて、以下の記事にまとめました。
どうぞこちらも合わせてご参考になさってください。

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普段は歯科医師として診療しています。趣味は読書、映画鑑賞。カラーセラピストの資格あり。