ギターを始めたいと思ったとき、あなたは何を考えますか?
何が必要なんだろうか。。
そんな事が思い浮かぶのではないかと思います。
ギターは身近な楽器ですが、いざ自分で始めるとなると意外とわからない事も多いものです。
そこで今回はギターの始め方について、わかりやすく解説します。
この記事をご覧になることで、以下の内容が理解できます。
- ギターを始めるときに必要なもの
- エレキギターとアコースティックギターの違い
- 手が小さい人がギターを弾くコツ
- 左利きの人は左利き用ギターの方がよい
Contents
【ギターの始め方】最初に用意するもの
ギターを始めるために必要な物とは何でしょう。当然まずはギター本体ですよね。
ですがそれだけではありません。必要な物あった方がいい物などが色々あったりするのです。
ギターには大きく分けてふたつの種類があります。エレキギターとアコースティックギターです。
それぞれに必要な物は以下の通りです。
- ギターアンプ(エレキギターでは必須)
- チューナー
- ピック
エレキギター(以下、エレキ)には以下のようなギターアンプ(以下、アンプ)という音を増幅させ変化させる装置が必要です。
Marshall MG15 ギターアンプコンボ 【マーシャル】
エレキは単体ではベヨンベヨン……みたいな感じの残念な音しかしません。
それをギュイーンとかっこいい音にする為に必要なのがアンプなのです。
ですので、エレキの場合はアンプとそれにギターを繋ぐためのシールドケーブルが必要です。
アコースティックギター(以下、アコギ)はエレキと違い、単体で楽器として成立します。
エレアコというアンプに繋げる物もありますが、基本的にアコギなので単体で弾くことができます。
エレアコの場合は必要ならばアンプも用意するという事で大丈夫です。
エレキ、アコギ共に必要なのが、弦の音程を調律(チューニング)する為のチューナーです。
ギターは音程が狂いやすい楽器なのでチューナーは必須と言えます。
KORG コルグ チューナーメトロノーム
そして弦をはじく為のピックという三角形の小さな薄い板。
材質や固さ形などで沢山の種類があります。高い物ではないので色々試してみるのも楽しいですよ。
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これらがギターを始めるにあたって最低限必要な物になります。
その他にもあれば便利な物が沢山あるので初心者の方には全部が用意された入門セットがおすすめです。
エレキギターの入門セットであればこちらで十分です。
アコースティックギターの入門セットであればこちらで良いですよ。
【種類別】ギターを始めるための基礎知識
あなたの最初の相棒となるギター。どんなものが頭に浮かびますか。
そしてどんな事をやりたいですか。そのためにはどんなギターを選ぶのがいいのでしょう。
ギターにはエレキとアコギの2種類がありますが、基本的にはどちらも同じギターです。
鳴らすべき箇所を押さえる、望む音量になるように弦をはじく、リズムに合わせて音を止めるなどの基本動作は同じです。
では何故エレキとアコギが存在するのか、それは求められている役割が違うからです。
ここではそれぞれにどのような役割を求められているかを解説していきます。
最初のギターを選ぶ参考にしてみてください。
エレキギター
エレキと聞いて思い浮かぶのはやはりロックなどの激しい音楽ではないでしょうか。
ロックギタリストを見ていると忙しなくあちこち手を移動させて、激しく弦をかき鳴らしています。
あるいは感情豊かにメロディーを奏でたり、目にも止まらぬスピードのフレーズを弾いたりもします。
それらがエレキに求められているものです。
バッキング(伴奏)では主に2~4本の弦を使った省略コード(和音)を素早く切り替え曲を構成します。
メロディーを奏でるリードプレイやギターソロなどでは単音を主体として様々なフレーズを弾くことが求められます。
エレキに求められるものは非常に多いです。何故ならばそれが可能だからです。
先述の通りエレキがギターとして成立するにはアンプが必要です。
単体で楽器として成立しない欠点の代わりにエレキにあるのはその弾きやすさです。
アコギに比べて使用する弦が細く、弦と指板の距離も近いため軽い力で押さえることができます。
その弾きやすさがエレキに様々なプレイの可能性を与えてくれるのです。
これからギターを始めたいけど特にこだわりは無いという方は弾きやすいエレキから始めることをおすすめします。
その中でもなるべくシンプルな構造の物が良いと思います。
エレキ単品ならこちらで大丈夫です。
アコースティックギター
アコギと聞いて思い浮かぶのは静かな曲、あるいは爽やかなイメージの曲といったところではないでしょうか。
静かにコードを鳴らしての弾き語りや、ひとつずつ音を重ねていくアルペジオなどがその代表かと思います。
単体では残念な音のするエレキと違い、アコギはそれだけで成立する楽器です。
透明感のあるピーンといった感じの音がアコギの特徴です。その音を出すために十分な弦の張り(テンション)が必要とされます。
そして音量を確保するために中で反響させるスペースが必要となりボディーが厚くなっています。
そういった面からエレキに比べると弾きにくいのがアコギです。できる事はエレキに比べて少なくなります。
そのアコギに求められるものは量ではなく質です。
アンプや音を変えるエフェクターといった装置に頼ることである程度ごまかしが効くエレキと違い、アコギはストレートに奏者の腕が現れます。
多くの事を覚えなくてもいい代わりにひとつひとつの質を高めていく事がアコギを弾く上では重要です。
アコギは弦が固いため初心者の方は指の力が足りずに、特にコードを弾く時に苦労するかもしれません。
ですがコードというものは別に全部の弦を押さえなくてもいいのです。
まずは簡単な省略コードを中心に少しずつできる範囲を増やしていきましょう。
エレキとアコギの特徴は何となくでもご理解いただけたでしょうか。
下の動画はジェイ☆チャンネルさんのギターの選び方です。こちらも参考にしてみてはいかがでしょう。
アコギ単品ならこちらはホンモノ志向のあなたにおすすめです。
手が小さい人や左利きの人のギターの始め方

ギターはとても自由で懐の深い楽器です。
世の中にはびっくりするような変わった弾き方をするギタリストも沢山います。
もしかすると逆に工夫次第であなたの悩んでいる事があなたの強みに変わるかもしれませんよ。
手が小さい人がギターを弾くコツ
それではあなたの手が本当にギターを弾けるのか確認してみましょう。
まず左の手のひらをこちらに向け軽く指を伸ばした後、すべての指を合わせてください。
仮にそれをギターを弾く時の基本的なフォームとします。
その状態から今度は肘を前に押し出してみてください。指がかなり顔の近くまで来たと思います。
その動きを何回か繰り返した後、今度は左右の動きを加えてみてください。
今の動きで指が届く範囲があなたがギターを弾く時に弦を押さえられる範囲です。
明らかにギターの指板より広いですよね。つまりあなたの手は十分にギターを弾けるのだという事です。
手が小さいのならば腕を大きく動かして弦を押さえられるようにすればいいのです。
これは人差し指が重要なバレーコードと呼ばれるものなどを弾く時にも必要になる動きなので覚えておいてくださいね。
確かにギターを弾く上で手が小さい事は不利ではあります。
ですがそれを補うために工夫する事があなただけのオリジナルに繋がる可能性もあるのです。
ギターにはこうと決まった弾き方はありません。あなたが弾きたいように弾くのが正解の楽器です。
手が小さいからといって諦めてしまう必要はありません。
左利きの人は左利き用ギターの方がよい
自分は左利きだけど左利き用のギターは少ない、それに右利き用を使った方が楽に弦を押さえられるのではないか。
そんな風に考えている方もいるかもしれません。
あくまで私の個人的な考えではありますが、それは正解とは言えません。
意外に思われるかもしれませんが、実はギターは弦を押さえる手より弦をはじく手の方が難しいのです。
これはあなたがある程度ギターが上手くなった時に実感できると思います。
左利き用のギターが存在する理由がこれです。
絶対に右利き用では駄目というわけではありませんが、できれば左利き用を使うことをおすすめします。
ギターの始め方まとめ
以上がギターを始めるために必要な物と最初のギターを選ぶ時に知っておくポイントになります。
あなたが思い浮かべるギターを弾く自分の姿は鮮明になってきたでしょうか。
この記事がその助けとなれましたら幸いです。
- 必要な物はギター、アンプ(エレキ)、チューナー、ピック
- 初心者には色々揃った入門セットがおすすめ
- 派手に色々やりたい人はエレキがおすすめ
- 静かに綺麗な音に浸りたい人にはアコギがおすすめ
- 手が小さくても工夫次第で何とでもなる
- 左利きの人は左利き用ギターを選んだ方がよい
ギターは気軽に始めやすい楽器です。ですが簡単に上手くなれるというものではありません。
楽しい事だけではなく、嫌になる事もあるかと思います。
そのつらさを乗り越えるためにも自分の相棒となるギターを選ぶ事は重要です。
一番に重視しなければいけないポイントはそのギターを気に入るかどうかです。
好きなギターを抱えていればつらい事しんどい事も楽になります。
是非、これならばと思える物を選んでみてください。
そして練習する曲もなるべく自分のやりたいものを選んでください。
もしそれが難しい曲ならば弾けるまでにはきっと多くの苦労があるでしょう。
確かに簡単な曲や練習のための練習も必要です。
でもそれだけでは続けていけません。
自分のやりたい事に少しずつでも近づいている、その実感が必要なのです。
こんなのはとても弾けそうにないと思うようなものでも怖がらずにチャレンジしてみてください。
好きこそ物の上手なれという言葉の通りです。
結局あなたがそれを好きであるという事が何よりも一番大事なのです。
音楽はとても楽しいものです。
そこにギターがあれば多分もっと楽しいはずですよ。