初心者でもわかりやすい本はないのかな?
レザークラフトをいざやろうとしても、初心者は用語も知らないし、どんな道具を用意すればいいのかよくわからないですよね。
そんな悩みを助けてくれるのが「レザークラフトの入門書」、初心者向けの教材本です。
レザークラフトを始める最初の一歩として、先ずは1冊購入することをおすすめします。
Contents
レザークラフト初心者向けのおすすめ本6選

「革の技法」(クラフト学園)
レザークラフト教室の老舗「クラフト学園」が教科書として使っている本で、私の通っている革教室でも先生が最初に紹介してくれた本でした。
・革の種類
・革の道具の扱い方
・革の技法(裁つ・漉く・磨く・縫う・編む・模様を入れる・染める)
をひととおり解説した本です。
作品例も約70点掲載しており、実物大図案と型紙つき。
内容の幅広さ・網羅性はピカイチで、価格もリーズナブル、これから始める初心者にはありがたい1冊になりえます。
この本で、独学でも基本の道具と使い方を学べます。
私もこの本が最初の一冊で、基礎を学びました。
「革のデザイン」(クラフト学園)
上述のクラフト学園の「革の技法」と内容的にはほとんど同じなのですが、こちらの「革のデザイン」の方がよりモダンで、比較的近年出版されたものになります。
「革の技法」と「革のデザイン」は2つ併せて持っておくことをおすすめしたい本です。
「はじめてのレザークラフト」(STUDIO TAC CREATIVE)
こちらも定番、最初の一歩として良本で、レザークラフトをはじめる人のバイブルと言えるのではないでしょうか。
私は図書館で何度となく借りましたが、買って持っておきたい本です。
本書は、一度もレザークラフトをしたことがない初心者向けに、自分が作りたい小物を最小限の道具で簡単に作れるように紹介しています。
作例はどれもシンプルなデザインの革小物で、作り方を1工程ずつ写真で解説しているので、順を追っていけば小物を作ることができます。
作品の作り方の前に基本手順も解説しているので、その小物の作り方のページだけではわかりにくかったり、他の本を読んでも分からなかった部分がこの本を読めば分かるようになっています。
オリジナルで革小物を作る際に参考になりそうな作品例や、他の本には見られない専門用語の解説もあります。
「いちばんよくわかるはじめての革手縫い」(野谷久仁子)
野谷久仁子さんは、父親が、あの「吉田カバン」の創業者・吉田吉蔵さんで、いわばレザークラフト業界のサラブレッドです。
父親の吉田吉蔵さんから直々に革の手縫いのカバンの手ほどきを受け、現在も革の手縫いに関する企画・制作に携わってます。
こちらも図書館で何回も借りましたが、手元に一冊買って持っておきたい本です。
年齢や性別を問わず、レザークラフト初心者でも活用できる内容で、全て手縫いによる革小物(カードケース、ブックカバー、ポシェット)とバッグ(トートバッグ、ショルダーバッグ)、全部で12点の作例集となってます。
実物大型紙が2枚付き、写真やイラストで解りやすく丁寧に解説してあります。
作品はタンニン鞣しのヌメ革を使用しており、使うほどに味わいが増していくのが魅力ですね。
手縫いで、革小物
この本は私も買いまして、この本を見てブックカバーとコインケースを作りました。
型紙が全部実物大なのが良くて、そのままコピーして厚紙に貼れます(名刺入れ3種、キーホルダーも参考になると思います)。
写真がオシャレといいますか、とてもシンプルで、きれいで見やすいです。
道具は本に載ってる物だけ購入したら普通より少なくて済みます。
レザークラフト技法辞典
こちらも「クラフト学園」の教材本で、レザークラフト教室に通わずに独学でやりたい人向けの本です。
今まで知らなかったこと、気づかなかったこと、疑問に思っていたことなど、レザークラフトに関する様々な知識がこの本には詰め込まれており、上述の「革の技法」「革のデザイン」と合わせて活用することで、さらにレベルアップした作品作りが可能になりますす。
1巻・2巻・3巻全部そろえても良いかと思いますが、一冊だけでも結構なページ数です。
必要な道具、使い方など、各工程の一つ一つが写真で写真で解説していて、分かりやすいです。
基礎の部分を習えますので、この本さえあれば見よう見まねで応用は効くでしょう。
レザークラフト初心者が教材本を選ぶポイント

最初は一から学べる入門書、レザークラフトの「用語」「作業手順」といった基礎が学べる入門書がやはりがおすすめです。
初心者の方がいきなり上級者向けの本を買っても、早々に挫折してしまいますので、入門書の基礎からきっちり学んでいきましょう!
ちょっとしたコツを知ることで、効率的に作業を行えますし、自分の知識と経験を活かしてどんどん作品を作ることで、確実にスキルを伸ばすことができますよ。
教材本を選ぶときのポイントは以下の9つです!
- カラー写真・図解が多い
- 革の「種類」について特徴を説明している
- 革の「道具」の種類と使い方を説明している
- 革の「技法」を説明している
- 革小物の「作例」が多い
- 革小物の「型紙」が載っている
- 革の「鞣し」(防腐処理)と「加工・フィニッシュ」(仕上げ)について説明している
- 自分が作ってみたい作品が載っている
レザークラフト初心者向けの本まとめ
これからレザークラフトを初めてみたい人向けの本を5つ紹介しました。
最後に、レザークラフト初心者が教材本を選ぶポイントについて私からのアドバイスをまとめてみました。
- 写真付きで基本的な事がひととおり書いてある本を選びましょう
- とりあえず入門書を一冊は買い、必要な材料と道具を揃えましょう
- 何を買ってよいかわからない場合は「革の技法」を買いましょう
- バッグなどの大きいものはいきなり手をださず、名刺入れ、コインケース、ペンケースといった革小物から始めましょう
- モチベーションアップのため、自分で作ってみたい、作れそうな作品が載っている本を買いましょう
なおレザークラフトで初心者が用意する道具については以下の記事をご参考になさってください。
