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【レザークラフト】名刺入れの作り方を画像付きで徹底レクチャー!

レザークラフトの道具買ってみたけど、自分でハードル上げて挫折したくないなあ。

気軽に簡単に作れそうな、手作りの革小物ってないかな?

レザークラフトの道具は揃えてみたものの、どんな作品を何を作ったらよいか、よくわからないですよね。

あなたがもしレザークラフト初心者でしたら、まずシンプルな「名刺入れ(カードケース)」を作ってみるのをオススメします。

今回は、この道35年のプロの革職人にレザークラフトを習っている私が、「名刺入れ」の作り方を画像付きで徹底レクチャーします!

レザークラフト「名刺入れ」の道具と材料

両サイドに名刺入れのポケットがあり、それぞれ10枚程度入る牛ヌメ革の「名刺入れ」を作ります。

所要時間は2時間程度です。

先ずは材料を「名刺作り」に必要な材料と道具を準備しましょう!

レザークラフト作品「名刺入れ」の道具と材料

  • お好みの色のレザー(牛ヌメ革など)
  • 型紙
  • カッター
  • 目打ち(または銀ペン)
  • カッター
  • 菱目打ち(4本目と2本目)とハンマー
  • ロウ引き糸と縫い針(2本)
  • デバイダー(またはステッチンググルーバー)
  • やすり/ヘリ落とし
  • コバ磨き剤(トコノール/トコフィニッシュ)
  • ガラス板とコーンスリッカー

各種道具の詳細については、以下の記事で紹介・説明していますので、ご参照願います。

【レザークラフト】初心者が用意する全ての道具を完全ガイド! 「革小物を自分でつくれるようになりたい!」 「自分オリジナルの財布やバックを作ってみたい!」 でも自分は不器用だから・・...

レザークラフト「名刺入れ」の作り方

型紙を作る

事前に厚紙で型紙を作り、目打ちなどで革の銀面に型紙を写して裁断の準備をします。

型紙は市販の厚紙や工作用紙で大丈夫です。

  • 11cm✕15cm の長方形 1枚(※1枚裁断します)
  • 11cm✕5.5cm の長方形 1枚(※2枚裁断します)
型紙

型紙を写して革を裁断する

型紙を作ったら、型紙を革の銀面の上に乗せ、目打ち(または銀ペン)でなぞって型を写します。

使用する刃物は市販の工作用カッターで大丈夫ですが、刃先の切れが悪い場合は刃を替えてから作業しましょう。

革の裏面(床面)を磨いて滑らかにする

革には表面と裏面があり、
・表面のつやつやしている部分を「銀面」(ぎんめん)
・裏側のざらざらしていて毛羽だっている部分を「床面」(とこめん)
と呼んでいます。

床面は革が毛羽立ち、そのままでは肌触りや質感が良くありませんので、床面を磨いて滑らかにし、見た目を良くします。

机の表面にゴミや傷がついていると革の表面(銀面)にも傷がついてしまうので、布や紙を一枚敷いて銀面を保護します。

床面を磨くには、トコフィニッシュ(またはトコノール)を使います。

トコフィニッシュを指ですくい、中央から端へ向かって、指や柔らかい布で床面全体に伸ばします。この時、トコフィニッシュが革の表面(銀面)に着かないように注意しましょう。

そして、レザークラフト用の角が丸くなっているガラス板を使い、とこフィニッシュを床面全体にさらに均一に伸ばします(全てのパーツを磨いてください)。

革全体に均一に塗ったら、少し力を入れて磨くと毛羽立ちがなくなり、光沢が出てきます。

革の接着(貼り合わせ)

パーツを接着剤で仮組みするため、内ポケットの縫い代3辺(「コ」の字)に、白ボンドを約5mmの幅で均一に塗って接着します。

ゴム板のヘリと革のヘリをあわせてヘラで均一に塗りますが、ボンドが多すぎるとはみ出して汚れたり、ポケットの中が開かなくなってしまうので注意しましょう。


角を丸くする

曲線定規(R定規)に沿ってカッターをあてて角を丸くします。

直径10mmで角を丸く落としました。

ライン引き

レザークラフトの手縫いで行う場合、革が固くて直接針を通すことができないので、あらかじめ縫い穴をあけるのですが、綺麗な縫い穴のガイドラインを穴をあける前に引いておきます。

今回は曲線部があるのでデバイダーを使ってみましたが、ステッチンググルーバーでもOKです。

ライン引きをする時は、ガイドをコバにあてがいながらやると、コバと平行なラインが引けます。

ライン引きは、銀面に傷をつけてしまいやすいので、慎重に作業しましょう。

縫い穴をあける

革は厚くて硬いので針が通りませんので、あらかじめ革に縫い穴をあけてから糸を通します。

上述の「ライン引き」でけがいたガイドラインに沿って「菱目打ち」と「ハンマー」で縫い穴をあけていきます。

縫い合わせ

レザークラフトでは、糸の両端に針を付けるので、針は2本用意します。

縫い糸の長さは、縫う箇所の約4倍の長さでカットします。

レザークラフトは「平縫い」と呼ばれる縫い方が基本で、表側と裏側からそれぞれ針を通して縫い進めます。

縫い穴は菱目になっていますので、下図のように、それぞれ斜め上方向、斜めした方向に針を通し抜くと縫い目が不揃いにならず、綺麗に縫えます。

上述の「縫い穴をあける」の穴に沿って1週ぐるっと縫い合わせます。

やすりがけ+コバ磨き

一通り縫い終えたら、縫い合わせた部分のコバに段差や凸凹がないかチェックし、もし段差があるようなら、やすりを使って平らに研磨します。

段差がなくなったら、ヘリ落としで革のヘリを処理し、コバにトコフィニッシュを塗り、コーンスリッカーを使ってコバを丁寧に磨いていきます。

また、革のヘリはへりおとしで角を落とすことで耐久性が増し、肌触りも良くなります。

これで完成です!

レザークラフト「名刺入れ」の作り方まとめ

レザークラフトで「名刺入れ」を作ってみましたが、うまくできましたでしょうか?

縫い方や各工程の処理方法など、わからないところは、つまづいた時点でレザークラフトの教科書を見ると理解も深くなり、よく身につきますので、革小物を作りながら学んでいくと良いでしょう。
以下のレザークラフト入門書の記事をご覧になってください。

レザークラフト初心者向けのおすすめ本6選【入門書を厳選】 レザークラフトをいざやろうとしても、初心者は用語も知らないし、どんな道具を用意すればいいのかよくわからないですよね。 ...

最後にポイントをまとめてみました。

レザークラフト「名刺入れ」の作り方
  • 「名刺入れ」はシンプルなものであれば、革小物の中でも気軽に・簡単に作ることができる
  • 「名刺入れ」でレザークラフトの基本を押さえれば、色々な作品作りに応用ができる。
  • 作り始める前に、材料と道具を全て用意する。
  • わからないところがあれば、その都度、レザークラフトの教科書で確認する
  • とにかく一度、最後まで作りきってしまうことが大事

最初は多少失敗しても、めげずに挑戦・継続していると、「習うより慣れよ」で上達していきます。

作り方や道具でわからないところなどあれば、ライタープロフィールのTwitterリンクまたはTwitter(@ko_ba_cha)のDMでお気軽に連絡ください。

またレザークラフトによるコインケースの作り方について、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもどうぞご参考になさってください。

【レザークラフト】コインケースの作り方|型紙含め28枚画像付レザークラフトで簡単に作れそうなコインケースの作り方はないかな?レザークラフトなら自分好みの、自由な大きさの、使いやすいコインケースを作ることができますよ。初心者でも手軽に作れる、シンプルな広口のボックス型「コインケース」を作ってみましょう!...
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