犬にとって噛むのは本能ですが、何でも噛まないようにしつけておきたいもの。
私の愛犬のヨークシャーテリアも1歳になるころに色んなものを噛んでました。
家に帰ると家中が荒らされて空き巣が入ったのかと思うくらい。
そこで今回は、噛む犬に対して、自分で簡単にできるしつけと嚙み癖の直し方を解説!
しつけを実践すると、噛み癖があるワンちゃんも、噛まない良い子になってくれることでしょう。
この記事のポイントは以下の通り☟
- 自分で簡単にできるしつけと対策
- 原因別の噛み癖の直し方
- 犬が噛む時のしつけを学ぶ方法
- 噛む愛犬をしつけた体験談
- 犬が噛む時のしつけFAQ
なお、この記事は愛犬のかかりつけ医から指導されたことを元に執筆しております。
- ワールド動物病院
担当獣医師:林先生
住所:大阪府高石市西取石1-9-9
電話番号:072-264-2250
自分でできる犬が噛む時のしつけと対策
噛む時のしつけって、自分でできるのか不安になりますよね。
私も初めて犬を飼ったとき本当にできるのか不安でした。
- 適切な言葉かけ
- 環境調整
- しつけスプレーの使用
- 音を立てる
- 運動・遊びの時間を増やす
このあと、それぞれ解説していきますね。
適切な言葉かけ
犬とは会話することはできません。
しかし、犬は人が話している事は理解できます。
そのため、犬が噛んだ時に「ダメ」「こら」「ノー」など単語を使用します。
そして、いつもと違う低い声で怒っているように言葉かけするんです。
叱る言葉や態度は家族の中で統一しましょう。
なぜなら、犬は毎回ちがう言葉で怒られると混乱するからです。
言葉かけのポイントですが、できれば犬が噛もうとするときに制止しましょう。
犬は噛む前に怒られると、「あ、これはやっちゃいけない」と認識します。
この方法は逆キレして怒り返してくる犬にはお勧めしません。
飼い主さんが怪我をしてしまいますので。
犬が取れる位置に置かない
犬は以下のようなものを特に噛みますよね。
- 紙
- トイレシート
- 服
- 小物(化粧品やペン・スリッパ)
これらを犬が取れる位置に置かないことです。
犬は、「え?こんなものまで噛むの?」ってものまで噛みます。
犬は家具などの位置変更できないものも噛みます。
その場合は外出中のみゲージに入れておくなどしておくのが無難です。
しつけスプレーの使用
注意して見ていても四六時中見ていることは難しいですよね。
そんな時便利なのがしつけスプレー!
ネット通販やペットショップなどで購入することが可能です。
そんなに高価なものでもないので手軽に活用できます。
または自宅にあるもので簡単に作ることも可能。
お酢を10倍の水で希釈したものをスプレーボトルに入れてスプレーするだけ。
どちらも噛むと犬は「ここは噛んだらまずい」と認識してくれます。
音を立てる
犬が人や物を噛んでいるとき大きい音を鳴らしてみましょう。
床や壁を叩いてみたり、何か物を落としたり。
噛むと「いやの音がする」と思わせるんです。
続けるうちに嚙むことをやめてくれますよ。
嫌いな音を飼い主が鳴らしていると気づいてしまうと、飼い主を嫌いになってしまうから。
また、飼い主に対して恐怖心を抱いてしまう可能性がありトラウマに繋がることがあります。
すごく驚くのでちょっと可哀想ですが動きは静止されましたよ。
運動や遊ぶ時間を増やす
単純にいっぱいおもちゃで遊んであげたり、散歩の時間を長くします。
噛む癖があるときはロープなどや噛みやすいおもちゃを与えてあげることもいいです。
歯にフィットするのかすごく遊んでました。
引っ張り合いっこなんかして遊ぶとより喜びますよ。
愛犬との信頼関係や愛情形成にもつながるのでお勧めです!
【原因別】犬の噛み癖の直し方
犬は噛む生き物。
犬にとって「噛む」ことは生きている以上ごく自然なこと。
ところで、犬が噛むことには原因があります。
なぜ犬が噛み始めたのかをしっかり理解しそれに対しての対策法を取ることが大切です。
ここでは噛む原因ごとに適切な直し方を解説していきます。
歯の生え変わり時期
子犬は生後4~8ヶ月頃に歯が生え変わっていくと言われています。
生え変わりの時歯が気持ち悪かったり、ムズムズするんです!
そのため、色んな所を噛んで解消しようとします。
そんな生理現象をやめさせるのって難しいですよね。
やめさせてしまうと、ストレスに繋がります。
愛犬が噛んでも大丈夫な楽しいおもちゃを与えてあげてくださいね。
運動不足によるストレス
私たちも家の中でずっとじっとしているとしんどいですよね。
犬も同じです。
家族がいない時ずっと寝ていることが多いですが、体を動かしたいんです。
犬はいっぱい遊んで楽しみたいと思っていますよ。
すると、ものや人を噛んだりするようになるんです。
遊んであげる時間がない場合はおもちゃを与えて自分でストレス発散できるようにしましょう。
それか、散歩時間を5分でも長くしてあげてください。
愛犬が遊ぶだけで噛むことをやめてくれるならいっぱい遊んじゃいますよね。
かまってほしい
寂しがり屋なワンちゃんなどは自分に気が向くように噛むことあります。
愛情表現のつもりで噛んで気を引いたりします。
また、何かを要求していて噛んでいることも。
いっぱい可愛がってください。
何か要求している犬は無視をすることも大切。
自分が噛めば飼い主は動いてくれると思いいつまでもしてしまいます。
「かまって」の噛みはどうしても可愛くて、つい笑って見過ごしてしまいがちですよね。
実は私もでした。
でも、噛まれて傷ができたときにこれじゃダメだと思い、心を鬼にしてしつけました。
あなたも心を鬼にして頑張って下さい。
恐怖心から
小さい頃などに、叩かれたや怖いことをされたをトラウマがある。
その記憶から手が近づくと噛んでしまうんですね。
また、人見知りの犬とかだと恐怖心から相手を噛もうとしたります。
恐怖心の場合は飼い主が根気よく噛んではいけない事を言葉でしつける必要があります。
ただ、とても大変なのでプロの力を借りることもお勧めです。
人気記事:しほ先生のイヌバーシティの評判は?実践している私の辛口評価も!
犬が噛む時のしつけを学ぶ方法
犬を飼い始めた時はしつけなんてどうやっていいかわからないですよね。
でも、今はいろんなところでしつけを学ぶ方法があります。
ここではそんなしつけの方法を学べるものを紹介していきます!
しつけの本
まずは本です。
近くの書店などに置いている犬のしつけの本を読むこと。
本を読むことが好きな人はお勧めです。
大好きな愛犬の事を大好きな本で学習できる!
とってもいいことですよね。
また、書籍と一緒にDVDが置いていることもあります。
実際の手順ややり方がみれるので実践しやすいです。
本を読むことが苦手だという方でも見るだけですのでいいですね。
しつけ教材
本以外にもしつけを学ぶことはできるんです。
しつけのオンライン講座やYouTubeなどでしつけ方法を発信してくれてます。
私もなぜそんなことをするのかなど、隙間時間にYouTubeなどで流してみていました。
色々な方法があるのでその中から愛犬にあった方法を見つけるという感じでしたね。
なお、犬のしつけに関する教材は、【2022年最新】犬のしつけ教材を徹底解説【比較表あり】をご覧下さい。
しつけ教室
プロにお任せですね!
私も自分でしつけをしていますが完璧とまではいきません。
お値段は高いけれど、プロなりの仕事をしてくれます。
自分では難しい事でも安心して任せることができますよね。
愛犬がなぜ問題行動をしているのか、トレーナーさんが見極めやすくなるから。
また、しつけ教室では犬だけでなく、飼い主にも犬との接し方などを指導してくれます。
自分の愛犬も快適に暮らしてくための方法を教えてくれるのでとても助かりますね。
関連記事:【東京・埼玉】犬のしつけ教室46選の口コミ評判を一挙公開!
噛み癖に効果があったしつけ【体験談】
私の愛犬は生後5か月頃より家中のものをよく噛むようになりました。
乾燥材を噛んで病院へ行ったこともあります。
私の家は共働きであり日中はゲージへ。
でも、ゲージの中にいろんなものを引きずり込み噛んでいました。
そのためまずは、環境を整えることに。
そのかわり、噛むためのロープのおもちゃを購入!
とてもお気に入りになり何度もリピートして買ってます。
また、おもちゃを購入した際に一緒にしつけスプレーも購入。
スプレーをしないよりはした方がマシくらいの効果でしたが。
一番大変だったのも言葉でのしつけなんですが。。
何が大変だったかと言うと、家族で言葉のしつけ方法を統一すること。
噛んでいるのをみつけたら、家族全員が言葉を統一して「ダメ!」と言うことに。
これは効果はありました!
愛犬は「やっちゃだめだ」と反省の顔をし噛むことをやめます。
そうするうちに「手を噛むとゲージに戻される」と認識され噛むことがなくなります。
こんな感じで私は愛犬の噛み癖のしつけをしました。
現在ほとんど物や人を噛むことはありません。
関連記事:犬が噛む人と噛まない人の特徴を解説|家族の中で噛まれやすい人も!
犬が噛む時のしつけでよくある質問
しつけをしているとあれ?これはどうなんだろって思うことがありますよね。
初めて犬を飼うのであればなおさらです。
ここでは、犬が噛む時のしつけでよくある疑問点を解説していきます。
犬の嚙み癖はいつまでに直したら良いですか?
噛み癖は早めに直しておく方がいいでしょう。
それはなぜかというと、成犬になってからの噛み癖は矯正しずらい。
また、大きくなるにつれて「本気噛み」になり大怪我に繋がるからです。
子犬でしたら生後4.5ヶ月頃より甘噛みが始まります。
この甘噛みから対処しておくことです!
甘噛みを始めてから1歳になるまでに甘噛みをしなくなるようにする。
すると、犬は「噛んではいけない」と学習するので甘噛みから本気噛みに移行することはないでしょう
子犬と成犬では噛み癖のしつけ方は違いますか?
「噛み癖」のしつけとして一番大切なことはしっかり原因を見極める事です!
犬がなぜ噛んでいるのか原因を見極め対処することがポイントです。
基本的にしつけの方法は変わりません。
しかし、
また、子犬はたいてい「甘噛み」程度で噛まれても大した怪我にはなりません。
でも、成犬になると噛む力も強くなりますので大怪我に繋がることも。
もし成犬になっても噛み癖が治らない場合は、プロの力を借りることをお勧めします。
関連記事:犬が甘噛みする人しない人とは?甘噛み放置は厳禁!今すぐできる対処法
甘噛みと本気噛みのしつけ方は違いますか?
「甘噛み」について。
攻撃しようとしているのではなく、力加減をして噛んでいます。
なので、大怪我になることはないでしょう。
しかし、遊んででいて夢中になり力加減がわからなくなり強く噛んでしまうこともあります。
「本気噛み」について。
色んな理由で犬が本気で噛んでくることです。
犬が本気で噛んできますので大怪我になってしまいます。
そして、「本気噛み」は単なる噛み癖だけが原因じゃない可能性があります!
- 恐怖心
- 病気
これらは飼い主の力だけでは改善が難しいです。
また、飼い主が怪我をして信頼関係などにも傷がつく場合があります。
そのため、このような場合は迷わず獣医師やトレーナーに相談してください!
犬が噛んだ時の叱り方のコツを教えて下さい
犬が噛んだ時のしかり方のコツは3つです!
- 家族でしつけを統一させる
- しつける時はいつもと違う低い声で冷静に
- 大きな音を出すときは誰が出したかわからないように
この3つを徹底することです。
これは、犬が混乱しないため、飼い主に不信感を抱かないようにするために大切。
犬のためにしつけをしていて自分が嫌われてしまったらどうしようもないです。
愛犬との信頼関係を保ったまましつけをしていきましょう。
犬が噛む時のしつけのまとめ
犬が噛む時のしつけで一番大切なことはしっかり原因を見極めることですよ。
そのうえで適切に対処しましょう。
記事のポイントをまとめます。
- 歯の生え変わり時期
- ストレスのため
- かまってほしいから
- 恐怖心のため
犬が噛む時に自分でできるしつけと対策がこちら☟
- 言葉でのしつけ
- 犬が取れる位置にものを置かない
- しつけスプレーの使用
- 音を立てる
- 運動や遊ぶ時間を増やす
しつけのコツは以下の通りです☟
- 犬が噛むに制止する
- 家族でしつけを統一させる
- 噛むしつけは1歳になるまでにしておきたい
- しつける時はいつもと違う低い声で冷静に
- 大きな音を出すときは飼い主が出したとわからないように
- 必要に応じて本、しつけ教材、しつけ教室を利用する
愛犬のしつけは心を鬼にして当たらねばなりませんが、お互いが気持ちよく生活するためには早めの対処が大切です。
なお、犬のしつけ教材について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください☟