犬や猫に次ぐメジャーなペットと言えば、小さくてかわいいハムスターが思い浮かびますね。
ハムスターのお迎えが決まったら真っ先にするのが、ケージの購入です。
私たち人間の家も様々ありますが、ハムスターの家であるケージも様々です。
ハムスターの飼育が初めてであればどれが良いのか分からず、いざ買うとなったら迷うかもしれませんね。
今回はそんなハムハム初心者のあなたにおすすめのハムスターのケージについて解説します。
おすすめのポイントや実際使用してみた感想も織り交ぜながら解説していきますので、是非参考にしてください。
ハムスター用のケージの選び方
では、実際にハムスターのケージを選びましょう。
ケージは大きく3タイプに分かれています。
いろいろありすぎて分からない!とお悩みであれば、まずはどのタイプのケージにするか決めましょう。
金網タイプ
ケージと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、金網タイプのケージではないでしょうか。
通気性が良く掃除がしやすいのが利点ですが、冬場の保温対策をしっかりしないといけません。
また金網タイプのケージはハムちゃんがかじってしまう可能性大です。
活発で元気もりもりな性格のハムちゃんはすぐよじ登って雲梯を始めたりするので、注意が必要です。
雲梯をしているとよく力尽きて落ちてしまいます。
それが怪我につながる可能性もあるので、金網タイプを購入するようであれば周りを囲うなど対策をしましょう。
プラスチックタイプ
現在市場に流通しているケージのほとんどがプラスチックタイプです。
ペットショップの店頭やネットショップなど、取り扱い店舗が多いので、一番メジャーなタイプのケージと言えます。
大きさやデザインも種類が豊富なので、お部屋のインテリアに合わせたデザインのケージを選ぶことも可能です。
手入れがしやすいものも多く人気が高いのですが、通気性が悪めなので、夏場は注意しましょう。
直射日光が当たらない風通しの良い場所に置くなど、対策をしてあげてくださいね。
水槽タイプ
近年徐々に人気を高めているのが、水槽タイプのケージです。
ハムちゃんが怪我をしたりしにくい構造なので、安全第一を考えるあなたにおすすめのケージです。
熱帯魚の飼育用のガラス製水槽とアクリル板素材の軽量のものがありますが、どちらにも共通しているのが
- ハムちゃんが怪我をしにくい
- レイアウトしやすい
- 掃除がしやすい
- 通気性があまり良くないので風通しを良くしてあげる
この4つが挙げられます。
ガラス製の水槽はどっしりと安定感はありますが重さがあるので、一人暮らしの女性など力に自信がなければ購入は良く考えてからにしましょう。
日々のお世話は私たち人間がすることなので、実用性もしっかりあるか吟味してから購入してください。
ジャンガリアンハムスターにおすすめのケージ
では、具体的にどんなケージが良いのか見ていきましょう。
まずはジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなど、小型のハムちゃんにおすすめのケージを紹介します。
ハムちゃんの寝顔が丸見え!隠れ家付きケージ
ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターであれば、広々遊べる大きさのケージです。
ピンク、ブルーの2色展開なので、性別に合わせて揃えてあげても良いですね。
お値段も良心的で、更に回し車、給水ボトル、餌入れの食器が付属されています。
必要なアイテムが揃っているので、初期費用をできるだけ抑えたい場合はおすすめです。
また隅にハムちゃんの隠れ家スペースもあるので、かわいい寝顔を観察できるかも知れません。
付属品は必ずしも気に入って使ってくれるわけではありません。
もしハムちゃんが気に入らなければ別のものを用意する覚悟を持ちましょう。
私たち人間はおハム様の奴隷なのです!
チョコミントカラーのかわいいケージ
まず見た目がとてもかわいいので、ビジュアル重視のあなたにおすすめのケージです。
高さ425㎝、横320㎝、高さ320㎝と少しコンパクトな大きさですが、持ち運びがしやすく掃除をする際の移動もしやすくなっています。
ロフトが付いているので、上り下りするかわいいハムちゃんの姿を観察できるのが特徴です。
こちらも回し車、給水ボトル、餌入れの食器が付属になっているので、いちいち揃える手間が省けて便利ですね。
金網タイプのケージなので、ハムちゃんがかじってしまわないようにおもちゃを設置する、周りを囲う等の対策をしてあげましょう。
ロフトが付いているケージにすると、なぜかロフトがトイレになります。
我が家のハムスターだけでしょうか。
こまめに掃除をしなければならず、とても手間だったので、ロフト付きのケージをお考えであれば参考にしてください。
コンパクトサイズのケージ
開閉部分が大きく斜めに開くタイプのケージです。
デザインがとてもかわいいケージで、ハムちゃんのお世話がしやすい構造になっているのが特徴です。
こちらも嬉しい付属品がセットなので、ハムハム初心者であれば是非チェックしてください。
ケージの拡張用に別売のトンネルを繋げられる仕様になっているのですが、掃除の手間がかかってしまうので、トンネルの設置はおすすめしません。
掃除のしやすさはとても重要なんですよ!
ゴールデン、キンクマハムスターにおすすめのケージ
では次に、ゴールデンハムスターやキンクマハムスターなど、大型のハムちゃんにおすすめのケージを紹介します。
大型種ですので、その分スペースもある程度必要になってきます。
目安は60㎝×45㎝と覚えておきましょう。
ゴールデンハムスター向けのケージは種類が少な目なので、見た目よりも機能性で選んであげると良いでしょう。
側面扉でお世話がしやすいケージ
上記ジャンガリアンハムスターやのおすすめで紹介したルーミィの大きさ違いのケージです。
横幅60㎝ととても広いので、のびのび遊ぶことができますね。
大型種のハムスターであれば、このぐらいの大きさは必須になります。
側面が開く保育器タイプなので、ハムちゃんのお世話がしやすいのがポイントです。
付属品はありませんがレイアウトがしやすいので、お気に入りのハムスターグッズでインテリアコーデをしても楽しいですよ!
またルーミィは回し車専用のジョイント(取り付ける金具)が別売になっているので、併せて揃えておくと便利です。
イタリア製のシンプルなケージ
イタリア製のプラスチックタイプのケージです。
現在我が家のハムハムに使用しているケージでもあり、シンプルで手入れもしやすく扱いやすいのでおすすめです。
横幅55㎝x奥行39㎝x高さ27㎝と十分な広さがあるので、ストレスが溜まらずゆったり過ごすことができますよ。
こちらも付属品はありませんが、好みのハムスターグッズでインテリアが楽しめます。
写真は実際の大きさ比較です。
左下隅のハムスターと比べても、余裕があることが分かりますね。
天井が金網になっているので、熱や臭いがこもらず清潔に保つことができます。
360度ハムスターが観察できる!水槽タイプのケージ
大きなガラス製の水槽ケージです。
多少の重さはありますが女性でも持てる範囲の重さですので、手入れがしやすくなっています。
ハムちゃんがかじったり登ったりできない構造になっているので、一番安全なケージと言っても良いでしょう。
その広さは横幅60㎝、奥行30㎝、高さ36㎝と豪邸サイズです。
直径21㎝の回し車を設置してもまだ高さに余裕があるので、脱走の心配もありません!
8,990円(税込み)と安くはない値段ですが、ハムちゃんの安全が守られることを考えればなんてことはありませんね。
また、ガラス製は写真も撮りやすいメリットがあります(^-^)
かわいいハムちゃんの姿をたくさんカメラに収めましょう!
ハムスターのケージはとても重要なアイテム
ハムスターのケージごときにムキになって、頭がおかしいのではないか…
私がなぜこんなに熱くケージについて語っているのか、もしかしたら疑問に思われたかも知れません。
ですが、熱くなる理由がちゃんとあるんです。
なぜなら、ハムスターにとって、ケージは一生を過ごす家であり遊び場でもある大切な場所だからです。
考えてみてください。
せっかく住む家が建付けが悪く、窓はガタガタ、隙間風は入り放題、蛇口をひねっても水が出ないし狭くて家具も置けない状態だったら、住みたいと思うでしょうか。
答えはNOですよね。
野生のハムスターであれば自分で巣穴を掘って生活するのですが、ペットのハムスターは私たち人間が世話をしなければなりません。
ですので、ハムちゃんが幸せに過ごせるように、住み心地の良いケージを提供する義務があるのです。
ハムスターの幸せは、私たちの幸せでもあります。
覚えておきましょう!
おすすめのハムスターケージまとめ
これまで、おすすめのハムスターケージについて説明しました。
最後にもう一度おさらいしましょう。
ハムスターのケージは、
- 通気性が良く手入れがしやすい金網タイプ
- ハムハム初心者におすすめのプラスチックタイプ
- 怪我をしにくい水槽タイプ
この3タイプの中から選びましょう。
ハムスターの種類別のおすすめは、
- ハムちゃんの寝顔が丸見え!隠れ家付きケージ(三晃商会 SANKO ルーミィ)
- チョコミントカラーのかわいいケージ(マルカン ミントチョコハウス)
- コンパクトサイズのケージ(三晃商会 ハムポット)
- 側面扉でお世話がしやすいケージ(三晃商会 SANKO ルーミィ60 ベーシック)
- イタリア製のシンプルなケージ(ミニデュナ/大きめ ケージ ケース プラスチック ハウス)
- 360度ハムスターが観察できる!水槽タイプのケージ(600ハムスターHIGH(グラステリア・パンチングボードセット))
この6種類です。
ハムスターと会話ができれば一番良いのですが、残念ながらそうはいきませんね。
だからこそ、どうすれば楽しく、快適に過ごしてもらえるのか考えなくてはなりません。
もしかするとハムスターたちは閉じ込められて監獄のようだと思っているかもしれませんが…
たかがケージではなく、あなたのハムちゃんが住む大切なお家です。
是非愛情を込めて、丁寧に選んであげてくださいね。
あなたとハムちゃんが幸せに過ごせますように!
なお、ハムスターの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもどうぞご覧になってみてください。