やってみたいけど、どんな道具を揃えたらいいのかなあ?
「革小物を自分でつくれるようになりたい!」
「自分オリジナルの財布やバックを作ってみたい!」
でも自分は不器用だから・・・と諦めてしまっていませんか?
初心者でも、レザークラフトをやってみたいという気持ち、自分の手で革小物を作ってみたいという情熱さえあれば、誰でもできます。
最初につまづいてしまうのは、必要最低限の道具や材料を揃えるところなんですよね。
ここさえ突破してしまえば、レザークラフトの最初の一歩を踏み出すことができます!
レザークラフト初心者の道具はスターターキットがおすすめ
レザークラフト初心者用のスターターキットを買ってしまうのが時間もお金もかからなくて手っ取り早いです。
初心者用のスターターキットといっても、初心者卒業しても、ずっと同じ道具を使いますので、一度買ってしまえばずっと使えます。
レザークラフトの道具は、基本的に日本の革道具を会社
・クラフト社
・協進エル社
・SEIWA 誠和社
の製品(道具)を選んでおけば間違いないです。
Amazonで中国製のものがかなり安く売られておりますが、品質があまりよくないので、後々買い直すことになると思うのでオススメしません。
用途別に、大きく4分類の道具を揃える必要があります。
- 革をカット(裁断)するための道具
- 革を接着するための道具
- 革を縫うための道具
- 革の床面(裏面)と切断面を仕上げるための道具
以下に、各分類ごとに、レザークラフトでよく使う道具・材料をリストアップしますので足りないものがあれば、それぞれバラで購入してください。
レザークラフトで革をカット(裁断)する道具
定規
直線を引く時、カッターのガイドとして裁断するときに、定規を当てて切ります。
カッター
型紙や革を切るための道具です。
OLFAなど、市販の細身のカッターでOKです。
切れ味が悪くなったら刃を折ってください。使い切ってしまったらカッターの刀を交換します。
専用の革包丁などもありますが、切れれば良いのでカッターで用が足りてしまいます。
カッティングマット
カッターで革を切る時の下敷き、市販のカッティングマットでOKです。
丸ギリ/銀ペン
型紙をトレースして写すための線を引く道具。
私はツルツルした革の表は丸ギリで、毛羽立っている革の裏は銀ペンをよく使います。
銀ペンは銀色のインクのボールペンですので、似た色のボールペンでも代用できます。
レザークラフトで革を接着する道具
接着剤
接着したいの革の両面に塗り、貼り合わせます。
色々な接着剤が売られていますが、強度としては
白ボンド(木工ボンド) > G17 > Gクリア > ゴムのり
となります。
白ボンドとゴムのりの2つがあれば大丈夫です。
強度が弱いゴムのりは接着した後も剥がしやすく、貼り直しや微調整がしやすいので、ズレやすい大きい面を接着するときに使います。
ヘラ
ゴムのりを塗布するときに使用するヘラ。市販のものでOKです。
【レザークラフト】革を縫うための道具
ステッチンググルーバー/ネジ捻り
菱目打ちによる縫い穴のガイドラインを引く道具。
菱目打ち
縫い穴を開ける道具です(革小物は3mm 幅でOK)
刃が1本、2本、3本、4本のものがあります。
こちらは刃が4本のものです。
木槌とゴム板
菱目打ちを叩いて穴を開けるためのハンマーと下敷きのゴム板です。
木槌で叩くと大きな音が出ますので、マンションの場合は、夜間など騒音には気をつけましょう。
手縫い針(丸針)とロウ引き糸
レザークラフト用の手縫い針を2本使います。
ポリエステル製のロウ引き糸がオススメ、ステッチが綺麗で丈夫です。
ロウが最初から引いてあるので自分でロウ引きする手間が省けます。
レザークラフトで革の床面(裏面)と切断面を仕上げる道具
革の仕上げ処理のために使う道具です。
革の裏面を床面(とこめん)といい、革をカットした切断面を木端(コバ)といいますが、そのまま状態では表面が毛羽立って荒々しいです。
やすりで切断面の凸凹を削り、ヘリ落としで革の角を削ぎ落として丸くし、コバ磨き剤のトコフィニッシュ/トコノールを塗って磨いて面を滑らかにします。
やすり/ヘリ落とし
トコフィニッシュ/トコノール
トコフィニッシュは成分は天然のり、天然ワックス、水溶性合成樹脂です。
トコノールは乳白色のペースト状になっていますが、薄く塗り伸ばすと透明になります。
スリッカーとガラス板
コバや床面を磨くための道具。
スリッカーでコバを磨き、ガラス板で床面(革の裏面)を磨きます。
レザークラフト初心者向けの道具まとめ
レザークラフト初心者向けに最初に揃えておきたい道具について解説しました。
レザークラフトは道具が揃えるところで諦めてしまい、脱落していく人が多いですが、逆に道具を揃えてしまえば、何でも作れてしまいます。
- レザークラフト初心者が最初につまづいてしまうのは、必要最低限の道具や材料を揃えること。
- レザークラフトの道具さえ揃えてしまえば、最初の一歩を踏み出すことができる。
- レザークラフトのスターターキットでひとまず揃えてしまった方がいい
- レザークラフト初心者が最初に揃えるべき道具は4分類(裁断・接着・縫う・仕上げ)の道具
あなたもこの記事をきっかけに、レザークラフトを始めてみてはいかがでしょうか?
なお初心者におすすめの「名刺入れ」の作り方について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。
https://watashiiro.me/leathercraft-meishiire-create/