カナダは自然の美しさと治安の良さから留学先として人気の国です。
公立、私立の大学、専門学校も短期、長期問わず年中留学生を受け入れています。
日本からもカナダの大都市への直行便も出ていて非常にアクセスやすくなりました。
カナダの気候や生活状況って意外と知らないことが多いですよね。
日本とは違い使えるサービスも違いますので、できることなら日本での生活と変わらず快適に過ごしたいものです。
そこで今回はカナダ留学経験者の私が、カナダ留学に必要な持ち物をご紹介します。
カナダ留学のライフラインはパソコン、タブレット
私は普段使っているパソコンを持ってゆきました。
カナダはWifi環境が良く、公立図書館、スターバックスなどのコーヒーショップでは無料Wifiが必ずあります。
Wifiもお店によってはパスワードなしでアクセスができ、メールのやりとりができ、とても便利です。
語学学校でも無料Wifiのアクセスができますので、
パソコンを持ち歩き、フェイスブックを見たり、Youtubeを見たりして休憩時間を過ごしていました。
学校でもパソコンを使った授業(特にライティング)の課題などがあるクラスを選択している場合は役に立ちます。
私はあえて自分のパソコンを英語設定にして授業に参加しました。
パソコンに絡む英単語をたくさん学ぶことができてとてもいい勉強になりました。
パソコン、タブレットにスカイプ、ハングアウト、ズームなどのアプリがあると、手持ちのパソコンがTV電話に早変わり。
日本の家族や友人が身近に感じてホームシックにならずに済みますよ。
なお、タブレットはカメラ代わりににもなります。
カナダは街の中心部でも歴史的建造物に出くわすことがあります。
美しい建物を見つけたら、迷わず写真を撮っておきましょう。
いい記念になりますよ。
タブレットに翻訳アプリがあると、語学学校での授業にとても役に立ちます。
ちなみに私のお勧めアプリはアルクの英辞郎、Webiloです。
ただ、語学学校によっては辞書使用をあえて禁止しているところもありますので、ご注意ください。
私の友人に、スマートフォンに翻訳アプリを入れるといいと留学前に勧められましたが、私はお勧めしません。
何故なら、スマートフォンのように身近なものだと頼ってしまい、英語上達の妨げになるからです。
あるクラスメートがスマートフォンを使ってばかりいたため、先生に取り上げられてしまいました。
その先生は、普段は穏やかで優しいのですが、さすがにクラスメートの異常さには我慢できなかったようです。
辞書を失った彼らは本当に苦労していました。
自分の力でコミュニケーションをしてこそ自信となり、会話力を高めることができます。
失敗は成功のもとといいますから、いっぱい失敗経験をして学んでいってほしいと思います。
カナダ留学を快適にする持ち物
普段なじんでいた環境から突然、文化の違う場所での生活となります。
滞在中は普段使っていたものを持って、リラックスして過ごしたいものです。
そこで、持っていて役に立った持ち物をご紹介します。
ヘアケアグッズ、コスメは日本製のものを
私は癖の付きやすい髪なので、くせ直しのスプレーを持ってゆきました。
カナダにもヘアワックス、ヘアスプレーはありますが、日本製のものほど小回りが利かないので、あると便利です。
こちらの人の髪質は日本人と比べると柔らかくペタッとしてしまう人向けのものが多いので、あまりお勧めしません。
それに英語表示なので、自分のイメージしていたものと全く違うものを買ってしまうことがあります。
ちなみに私は留学中にスプレーを切らせてしまい、スーパーに買いに行きました。
英語が全く話せない私は店員さんに聞く勇気もなく悩みに悩んで選んで買いました。
ところが、それはトリートメント剤でした。
カナダでも化粧品のブランドはいろいろありますが、香りがきつい、
肌に合わないといったことをよく耳にします。
使い慣れている化粧品を日本から持って行くようにしましょう。
そうすることでお肌のトラブルを防ぐことができます。
爪切りや毛抜きは日本で売られているものが良い
語学学校では金曜日の午後はアクティビティ活動といって、フィールドトリップという日帰りの観光旅行をしたりします。
時にはビーチでバーベキューをしたり、バレーボールをしたりしました。
そんな時、私はひょんなことからとげが刺さり、近くのドラッグストアで毛抜きを買わなくてはならない事態に。
ところがクオリティが悪く、肝心なトゲがきれいに抜けず、安全ピンの針を使って取る羽目に合いました。
私は爪切りを日本から持って行くのを忘れ、クラスメートから借りていました。
彼女は日本製の切れ味の良いものを持っていて、ほかのクラスメートも興味津々で見ていたのを覚えています。
当時はドラッグストアやドルストアー(日本でいう100円ショップのようなところ)でも売られておらず困りました。
彼女から借りるたびに日本から持ってきていれば…と後悔していました。
日本に戻り、自分の爪を切るたびに留学していたときのことを思い出します。
今では当たり前のように使っていますが、日本製のクオリティの高さを改めて感じています。
- ヘアケア、コスメ用品は使い慣れているものを
- 耳かきはカナダでは手に入らないので持って行くと便利
- 爪切りは日本製のものがクォリティが良い
日本で売られている爪切りは、デザインが良く、クオリティも良いです。
以下のものは、こけしの和柄で色合いが良く、とても可愛いので自分用でもプレゼント用でも重宝しそうです。
耳かきを愛用しているあなたは必ず持参
留学前に一番心配したのは耳かきでした。
耳かきを使うと、痒い所に手が届き、きれいになったという達成感がありましたので、
これは欠かせないと留学前に購入しました。
案の定、カナダで目にすることはありませんでした。
これは持って行って正解だったと今でも思っています。
語学学校に行っていると、話を聞く時間が圧倒的に多いので、聞こえづらくなるのが日本にいるときよりも早かったです。
耳かきを使ってメンテナンスをすると気持ちもスッキリしますし、新たな気持ちで勉強に臨めていたなぁと今振り返ると思います。
聞くところによると、耳かきは日本独自の文化らしいです。
普段耳かきを使っているあなたは忘れないようにリストに入れてくださいね。
カナダ留学の持ち物では常備薬を忘れずに
突然体調の不良が起きた時に、何を買ったらいいか分からないということがあります。
カナダの市販薬は日本製のものと比べて、効き目が強いです。
服用の仕方も日本と同様というわけにはいかないので、万が一の場合に備えて薬を持ってゆきましょう。
ちなみに、私は緊張すると胃が痛くなるので、漢方の胃薬を持って行きました。
こちらで使うことはないと、たかをくくっていましたが、語学学校でプレゼンテーションをしなければならなくなり、準備に追われていました。
当日の朝激しい胃痛が..。
胃薬のおかげで、痛みもスッと収まり、無事にプレゼンテーションを終えることができました。
まさか、留学中に胃痛になるなんて思っていなかったので、持っていて本当に良かったです。
もし体調を崩してしまって日本から薬を持ってきていない場合、ドラッグストアに足を運んでみましょう。
ドラッグストアには処方薬部門があり、薬剤師さんが常駐しています。
勇気をもって相談みましょう。たいていの薬剤師さんは症状に合わせてお勧めのお薬を教えてくれます。
【カナダ留学】文房具は持参でも現地調達でも可
私が留学したころはカナダの文房具はクオリティが良くないと聞いていました。
シャープペンシル、消しゴム、蛍光ペン、ボールペンはすべて持ってゆきました。
最近はトロントやバンクーバーでも無印良品の店舗があり、日本の商品が比較的手に入りやすくなっています。
パイロットのフリクションは近年こちらでも人気で、ロンドンドラッグやステープルズなどでも購入が可能です。
ただし替え芯はあまり置いていないので、日本から持って行くと無難です。
蛍光ペンも数はありますが、日本製のように消せるタイプのものは置いていません。
ただ、カナダの文房具を試してみたいのであれば、行ってみることをお勧めします。
文房具は近隣のドルストアーでも比較的安く手に入れることができます。
お買い物を楽しみたいあなたはぜひ、足を運んでみてくださいね。
カナダ留学への服は1週間分
日本と違ってカナダは週末にまとめて洗濯するのが定番です。
洋服、特に下着は1週間分用意しておきましょう。
ホームステイ先によってお洗濯などの決まりがあると思うので、確認してみるといいと思います。
1週間分のお洗濯ですからかなりの量になります。
洗濯機のスピンが強く、大切な服を傷めてしまうこともあります。
洗濯ネットを持って行くと便利ですよ。
このインスタグラムはトロントの留学の投稿です。
こちらも参考にしてみてください。
気候は滞在先によって違うので、出発前にチェックしてから用意されることをお勧めします。
バンクーバー、バンフは夏でも夜は冷えるので、長袖のシャツやジャケットがあると便利です。
トロント、モントリオールは日本同様湿気の多い暑さなので、エアコンを使用しているところが多いと聞いています。
冷房対策のための長袖シャツ、カーディガンなどを持参されることをお勧めします。
冬場のトロントはうんと冷えます。日本から持って行っているジャケットだけでは対応できないかもしれません。
現地で防寒対策ものを揃えましょう。
一方、西海岸のバンクーバーはトロントよりも比較的温暖と言われていますが、それでも寒いです。
この時期は雨が多いので、長靴もしくは雨雪両用のブーツがあると便利です。
ジャケットも厚地の防水ジャケットがあると雨雪対策になります。
荷物を軽く済ませたいのであれば、現地でも洋服は比較的お手ごろな値段でお買い物ができます。
アバクロやホリスター、オールドネービーなどは比較的安値でお買い物できます。
近年トロントやバンクーバーでは無印良品やユニクロがオープンしているので、
日本にいるときと変わらず買い物ができるようになりました。
こちらでもヒートテックシリーズは人気です。
カナダ留学に持って行きたい本
何せすべて一人でしかも、英語でやらなければなりません。
自分のコミニュケーションに自信がないのなら、フレーズ集を使い、状況ごとのやりとりをこなしてゆきましょう。
私は留学中よく道に迷い、その度にフレーズ集の本を開け、質問を繰り返し使いました。
最初は自分で口でもごもご練習し、それから道を尋ねました。
最初は怖くてびくびくしていましたが、同じことを繰り返しているうちに次第に自然と言いたいことが言えるようになりました。
人は必要に迫られると立ち上がって行動するようにできています。
こういった経験が、後の自分への自信とつながるのです。
以下は、私が留学中使用した本です。
持って行ってもらうと、必ず役に立ちますよ。
カナダ留学を快適にするスマートフォン
留学中スマートフォンに英語辞書アプリを入れて学習しているクラスメートがたくさんいました。
カナダの携帯料金は日本に比べると高いので、それを覚悟のうえで使用しましょう。
SIMチップ
近年はスマートフォンも、SIMチップを変えるだけで海外での使用が可能になりました。
SIMチップは電話会社や代理店で手に入れることができます。
ただ値段などが心配なら、英語での交渉ができる人と一緒に足を運ぶのがいいでしょう。
カナダで大手の電話会社はRogers(ロジャース),Fido(ファイド),TELUS(テラス),Bell(ベル)です。
カナダからもLINEは使えます
と心配されると思います。
日本にいた時から使用していた場合、設定変更をする必要はありません。
近くにWifiがあるか確認しましょう。
お手持ちのスマートフォンの機内モードをオンにした状態で、Wifi設定もオンにします。
図書館や、コーヒーショップにあるパスワードを入力すると使用することができます。
そして、データローミング設定をオフにすることも忘れないようにしましょう。
うっかりして、後に高額のパケット料金を請求される可能性があるからです。
ただ、LINEを使用される際、その場を離れてしまうと使えなくなってしまいますので、ご注意ください。
国際電話カードは現地調達で
もし万が一日本に連絡しなくてはならない場合、国際電話カードというカードがあります。
$20、$10の好きなほうを買います。
カード会社が指定する番号に電話をし、その番号を中継して日本につながるというシステムです。
ホームステイ先の電話でもこのカードを使えばステイ先から電話代は請求されません。
電話のかけ方はカード裏に説明書がついていますので、それに従ってかけるとつながります。
ただ、時間帯によっては電話回線が混雑してつながらない場合もありますのでご注意ください。
国際電話カードはコンビニやドラッグストアなどでも入手できます。
カナダ留学に必要な持ち物まとめ
私の経験から、カナダ留学持ち物で役に立つものを紹介してきました。
以下のようにまとめてみました。
- パソコン、タブレットは必ず持参
- ヘアケア、コスメは使い慣れたものを
- 耳かき、毛抜き、爪切りは持って行くと便利
- 常備薬は万が一を考えて持って行く
- 服は一週間分を用意
- スマホはSIMチップを変えるだけで使える、国際電話カードで電話も可
- LINEを使用のはWi-Fiアクセスのある場所で
荷造りするとき、いろいろ考えてしまいどのくらい詰めてしまったか分からなくなってしまうことがあります。
必要なものをリストにしてみるとはかどります。
搭乗する飛行機によっては積載制限がありますので、必ずチェックしましょう。
エアカナダの場合は(成田ーバンクーバー間)受託手荷物は2つまで大丈夫のようです。
手荷物1つあたりの最大重量は23Kgとなっていますので、ご注意くださいね。(参考:エア.カナダ―公式サイト)
カナダに着いたら、入国手続きは一般窓口ではなく移民局(Immigrantionと書いてあるところが留学生の窓口になりますので、お間違いのないように。
あなたにとって人生の素晴らしい経験になることを、願っています。
なお、留学する時にもらって嬉しかったものについて、以下の記事にまとめました。
こちらも合わせてご参考になさって下さい。