ハムスターと言えば、ちっちゃな手で一生懸命ひまわりの種を食べる姿が思い浮かびますよね。
他にも手のひらサイズのボディにまん丸で大きな瞳など、可愛い姿がたくさんあります。
ハムスターは仕事で疲れストレスが溜まった私たちを癒してくれる、とても大きな存在なのです。
そんなハムスターたちは、悲しいことになつかないと思われがちです。
今回は、ハムスターでなつく種類やなつきやすい個体の選び方、そしてなつかせるコツまで解説いたします。
ハムスターはなつきます!
私の経験上、ハムスターはとてもなついてくれます。
犬や猫ほどではないですが、しっかりと飼い主を認識し、愛情を示してくれるのです。
学生の頃自己紹介などでハムスターを飼っているというと、
「ハムスターってなつくの?」
「小学生の頃飼っていたけど、全然なつかなかった」
と言われたことがあります。
ハムスターは一般的に、なつくというより慣れると言われています。
しかし私たちの接し方次第で、なついてくれるハムスターにもなるし、慣れるだけで終わってしまうハムスターにもなるのです。
せっかく家族にお迎えしたのですから、なついて欲しいですよね!
なつくハムスターの種類
ひと口にハムスターと言っても、たくさんの種類がいます。
ハムスターならなんでもなつきやすい、という訳ではないので注意してくださいね。
今回はなつきやすいと評判のハムスターを3種類紹介いたします。
ハムスター初心者のあなたにも扱いやすい種類なので、参考にしてみてください。
ゴールデンハムスター
ハムスターと言えば、まずこのハムスターを思い浮かべると思います。
白とオレンジのまだら模様が特徴の、つぶらな瞳のかわい子ちゃんです。
某ハムスターアニメの影響で飼い始めたという声もたくさん聞きますね。
性格は穏やかな子が多く、人を怖がらない傾向にあります。
スキンシップも取りやすいので、モフモフを楽しみたいのであればゴールデンハムスターがオススメです。
キンクマハムスター
こちらはゴールデンハムスターを品種改良した種類で、ゴールデンハムスター同様穏やかで優しい性格の子が多い傾向にあります。
唯一の違いは毛の色ぐらいですね。
キンクマハムスターは、全体的にクリーム色っぽい毛色をしています。
稀に薄くまだら模様が入っている子もいるようです。
大きさもゴールデンハムスターと同じくらいなので、スキンシップをとって絆を深めたいあなた向けのハムスターと言えます。
また、毛色が1色とシンプルなので、表情が分かりやすいのも特徴です。
ハムスターって、意外と表情豊かなんですよ。
ジャンガリアンハムスター
最後に紹介するのは、小さい体が特徴のジャンガリアハムスターです。
上記で紹介したハムスターより一回りぐらい小さく、ぬいぐるみのような見た目をしています。
少し臆病で慎重な性格の子が多く、慣れるまでは噛みつかれることがあるので注意しましょう。
(今までお迎えしたジャンガリアンの子は8割ぐらいに噛まれました。ハムスターなど齧歯類に噛まれると流血の惨事になります!)
少々脅し文句のようになってしまいましたが、基本的には人の手で繁殖されているのでそこまで神経質な子は少なく慣れやすいです。
仕草がとにかく可愛らしいので、可愛い姿に癒されたいあなたにオススメです。
なつきやすいハムスターの選び方
ハムスターを購入もしくは譲ってもらう際、どの子がなついてくれるのか分かりませんよね。
実際、ガラス越しなど見ているだけでは分からないこともあります。
一般的な入手方法であるペットショップで購入する場合の選び方を伝授いたします。
この要点を覚えれば間違いなくなつきやすいハムスターをお迎えできますよ。
ハムスターを触ってみましょう
購入の意思が固まったら、店員さんにお願いしてハムスターを触らせてもらいましょう。
この時に見るポイントは店員さんの手を怖がらないか、ということです。
(本当は自分で捕まえられたらいいのですが、ほとんどのショップでは店員さんから手渡しで抱っこするスタイルです。)
程よく人に慣れているハムスターは手が入っても怖がる様子がないので、よく観察しましょう。
ハムスターの仕草を見る
ハムスターを抱っこ出来たら、続いて仕草を確認です。
この時に噛み付いてきたり、歯を見せて威嚇するような仕草をするハムスターはなつくまで相当の時間が必要なので、初心者は避けましょう。
指が近くに来ても噛む様子がなく、触っても大げさにびくついたりしないハムスターだと比較的早くなつきやすいと言えます。
性別で決める
それでも選ぶのが難しければ、性別で決める方法もあります。
一般的にはオスは温厚で甘えん坊、メスはオスに比べると気が強めですが、物怖じしない性格の子が多いです。
私が今まで飼っていたハムちゃんたちはだいたいこの性格に当てはまっていましたが、オスでも気が強めの子もいましたし、メスでもとても温厚で穏やかな性格の子もいました。
もしハムスターを初めて飼うのであれば、温厚で慣れやすいオスがオススメです。(オスだけに)
ハムスターをなつかせるコツ
ハムスターを飼っているけど、全然なついてくれない!
これ、本当によく聞くんです。
ハムスターは犬、猫同様あなたの愛情を必要としています。
プラスアルファのスキンシップがとても重要なのです。
「うちに来てくれてありがとう」
「あなたが大好き。よろしくね」
少々大げさですが、ハムスターをお迎えした際に私が実際に話しかけている言葉です。
ハムスターはただのペットではなく、あなたの家族です。
ちなみにこの小っ恥ずかしい方法でプラスアルファの愛情を注いでいたら見事になつくハムスターになりました。
出来るだけハムスターを怖がらせないようにすることを意識しましょう。
ちょっと恥ずかしいのでオススメとまではいきませんが、こんな方法もあるのです。
なお、ハムスターとコミュニケーションをとるコツについては、以下の本を参考にされると良いですよ。
ちなみに漢字にふりがながありますので、小学生でも読めるようになっています。
漢字のお勉強にもなりますね。
「試し読み」で中身を確認されて下さい。
ハムスターを飼う前にお子さんと一緒にご覧になると心構えができるのでおすすめです。
ハムスターにも個性があります
ハムスターにも私たちと同じように個性があるの、ご存知ですか?
ハムスターと接したことがなければあまりピンと来ないかもしれませんが、とても感情が豊かな動物なのです。
脱走名人(?)や、ソファーや人間などに登るのが大好きだったり、頬袋がはちきれそうになるまで食べ物を詰め込んだり、本当に色々なハムスターがおります。
ちっちゃなちっちゃな動物ですが、しっかりと自分の意思を持って行動している姿には本当に感動させられます。
豆粒ほどの大きさしかない脳みそで、一生懸命考えて生きているのです。
もう1度言います。
ハムスターは個性豊かです!
なつくハムスターの種類と選び方のまとめ
では、ここまで学んできたことをまとめていきます。
- ゴールデンハムスター
- キンクマハムスター
- ジャンガリアンハムスター
- ハムスターに触れる
- ハムスターの仕草を見る
- 性別で選ぶ
ハムスターと言えども、1つの大切な命です。
私はハムスターに触れ、そしてもっと好きになってもらいたいと考えています。
なつくまでには少々根気が必要なので、ゆっくり、焦らずがポイントです。
愛情はしっかり返ってきますので、決してハムスターに無理強いをしないようにしましょう。
是非素敵なハムハムライフを送ってください。
なおハムちゃんが生活するケージはペットショップやホームセンターで売られていますが、プラスチック製のファンシーなものが多いですよね。
以下のケージはシックでインテリアとしてもオシャレな印象です。
また広々していてハムちゃんがのびのび遊んでいる姿を見ることができるので個人的におすすめなケージです。
なお、どの種類のハムちゃんがどんな人におすすめかについては、以下の記事をご覧になってください。