犬とのアイコンタクトはしつけの基本であり、信頼関係を築く上で大切です。
そんな疑問があることでしょう。
今回は犬にアイコンタクトを教える方法と教え方のコツ5つを伝授します。
この記事をご覧になることで以下のことが理解できます。
- 犬とのアイコンタクトが必要な理由
- アイコンタクトの教え方
- 犬にアイコンタクトを教えるコツ5選
なお、犬のしつけに関する教材は、【2022年最新】犬のしつけ教材を徹底解説【比較表あり】をご覧ください。
犬とアイコンタクトが必要な理由
飼い主とのアイコンタクトは愛情表現だけではありません。
犬にアイコンタクトをしつけると様々なメリットがありますよ。
注目させる
犬とアイコンタクトをとるということは、こちらに注目させるということです。
注目させるしつけは様々な状況で役に立ちます。
- いつも吠えている自転車が近づいてきたときに、注目させやり過ごす
- 信号を待っているときに進まず注目させる
- 他の犬と遊んでいるときこちらに注目させ追うのをやめさせる
そちらに気を取られないよう注目をさせると吠えずに通り過ぎます。
危険な状況を回避したりする点でもアイコンタクトは大切なのです。
信頼関係を築く
最初にアイコンタクトを教え込むことで信頼関係が築けます。
アイコンタクトのしつけをすることにより、犬にとってこの人は安全な人と認識されるのです。
そして徐々に上下関係ができ、スムーズにその次のしつけに移ることができます。
幸せホルモンが分泌される
アイコンタクトをすることによって、愛情や信頼を感じます。
そう感じると幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
犬とアイコンタクトをすることで、犬も人間もオキシトシン濃度が上昇します。
ピュアな瞳を見ているだけでも癒されますよね
お互いの愛情や信頼を確かめ合うという意味でもアイコンタクトは必要です。
犬にアイコンタクトを教える方法
犬にアイコンタクトを覚えさせるにはいくつかのステップがあります。
順番にこなしていくと、うまくしつけることができますよ。
犬に自分の名前を覚えさせる
まず犬にアイコンタクトを覚えさせるには自分の名前を覚えさせます。
名前を読んだら、すぐにおやつをあげます。
これを繰り返すだけです。
これを繰り返すことで、名前とおやつが結び付きます。
アイコンタクトの手順
犬とのアイコンタクトは手順を守ればとても簡単です。
- まず犬におやつをかがせ、興味を持たせます。
- そのままおやつを飼い主の鼻の前にもってきます。
- 犬の名前を呼びます。
- 犬とアイコンタクトできた時点でおやつをあげます。
出来ないからと言って何度も名前を呼ばないようにしましょう。
ゆっくり間隔をあけてしつければ、しっかり身に着けることができます。
他の状況で試してみる
落ち着いた空間でできるようになったら、様々な状況で試してみましょう。
- 離れている場所にいるとき
- おもちゃで遊んでいるとき
- 他の犬と遊んでいるとき
- 散歩しているとき
- 横断歩道で止まっているとき
- トラックや自転車など気になるものが通ったとき
こちらに注目させるようになってからは吠えることが少なくなりました。
犬にアイコンタクトを教えるコツ5選
犬にアイコンタクトを教えるときにはいくつかの注意点を守りましょう。
注意点を押さえておけば、しつけをしやすくなりますよ。
無理に目をあわせない
犬がアイコンタクトをしてくれないとき、目をこちらから合わせたくなりますよね。
それだとアイコンタクトのしつけになりません。
上手くできなくても、何回も繰り返しましょう。
根気よく続けてあげればしっかり覚えられるようになります。
おやつの選び方
おやつを選ぶときは以下の点に注意しましょう。
- 犬が気に入っている
- 低カロリー
- アレルギーがある場合アレルゲン除去
- すぐに食べれる小さいサイズ
- 量が多く入っている
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名前を呼びながら怒らない
悪いときに叱る時、名前を呼んでしまいがちです。
しかし怒った時に名前を呼んでしまうと、「名前=怒られた」という印象がついてしまいます。
怒るときは怒る時のコマンドを決めておきましょう。
できたらしっかりほめる
「できたらほめること」は一番大切なことです。
しっかりほめられないと犬はいいのか、悪いのか判断できません。
「よし、よし」「いい子だね」と声をかけてしっかりなでてあげましょう。
わかりやすく褒めてあげると、犬もほめられていることを理解します。
飼い主から最初に目をそらさない
犬から自然と見つめてくる時があります。
その時は犬のしっぽや表情を見ながら気持ちを察してください。
犬がアイコンタクトしてくる理由はいくつかあります。
- 飼い主に愛情を示す(しっぽを振る、柔らかい表情)
- 緊張、敵意を示す(歯をむき出す、唸り声)
- 要求、お願いをしている(興奮気味、クンクン鼻を鳴らす)
飼い主に対して反抗的な態度をとる時は、飼い主から最初に目をそらしてはいけません。
飼い主が目をそらすことで犬の方が上だと思わせてしまいます。
アイコンタクトの意味を見極めて、臨機応変に対応できるようにしましょう。
犬にアイコンタクトを教えるコツまとめ
犬とアイコンタクトを教えることはしつけの第一歩です。
「お手」や「待て」より先にアイコンタクトを教えることで、早い段階で信頼関係を築くことができますよ。
- 犬とアイコンタクトが必要な理由
- 犬を飼い主に注目させることで、危険を回避できる
- 犬が飼い主をパートナーとして認識できる
- お互い幸せホルモンが分泌され、精神的にも安定できる
- 犬にアイコンタクトを教える方法
- 手順を守り、焦らず繰り返し教える
- 様々な状況で試してみる
- 犬にアイコンタクトを教えるときの注意点
- できるまで根気よく続ける
- 愛犬に適したおやつを選ぶ
- 名前を呼ぶタイミングに注意する
- できたら忘れずにほめる
我が家の愛犬は、ほかの犬や鳥を追いかけ始めるとどこまでも追いかけてしまうんです。
散歩中にほかの犬がいても何事もなくやり過ごせています。
今では相手の犬と我が家の愛犬のトラブルを心配することなく散歩を楽しんでいます♪
なお、犬のしつけ教材について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。