犬のしつけ

【子犬のトイレトレーニング】やり方と失敗したときの対処法を解説

子犬のトイレトレーニング

一般的に子犬のうちにトイレトレーニングをするのが良いとされています。

子犬を初めて飼うけれど、トイレのしつけってどうしたらいいのかしら?

トイレトレーニングをしているけど失敗が多いし、掃除が大変でイライラしてしまう・・・

子犬のトイレのしつけは、子犬を飼い始めてすぐに誰もがぶつかる問題です。
色々アドバイスをもらっても、イメージできずにやり方がわからず、失敗ばかりという方も多いです。

トイレの失敗は、カーペットや床に匂いがついてしまったり、片付けや洗濯が大変だったりで、人間にとってもストレスですよね。

ですが根気よく頑張れば、子犬は必ずトイレを覚えます。
ただ、できれば少しでも早く覚えて欲しいですよね。。

そこで今回は、子犬のトイレトレーニングのやり方と失敗したときの対処法を解説!
この記事をご覧になることで、以下のことが理解できます。

  1. 子犬のトイレトレーニングのやり方
  2. トイレトレーニングが失敗する原因別の対策法
  3. トイレトレーニングが失敗した時のやり直し方
  4. 共働きのご家庭の子犬トイレトレーニング
獣医師歴16年の私が経験も交えてお伝えします。


犬のしつけ教材

子犬のトイレトレーニングを始める時期と期間

子犬のトイレトレーニングは始める時期は、子犬が家に来たその日から、です。
子犬をペットショップから迎えたり、知り合いに譲ってもらったりするのは、子犬が生後2ヶ月半を迎える頃以降が多いでしょう。

生後2ヶ月半といえば、子犬も離乳は完了しており、自分でトイレまでしっかり歩ける月齢です。
子犬が家に来たら、まずは子犬の様子をしっかり観察してみましょう。

観察することで、以下のようなトイレトレーニングに役立つ情報が色々分かります。

  • 食事や睡眠の時間と排泄のタイミング
  • 排泄する前に見られる仕草や行動
  • 子犬がどのような性格か

子犬のトイレトレーニングをしっかり行った場合、早い子で1週間程度、時間がかかっても1~2ヶ月でトイレを覚えてくれることがほとんどです。

私の経験上、トイレトレーニングは以下の特徴があります。

トイレに失敗すればするほどトイレを覚えるのに時間がかかる

子犬を迎えたらできるだけ集中してトイレトレーニングを行うと良いでしょう。

子犬のトイレトレーニング法

子犬のトイレトレーニングにはいろいろなやり方があります。
代表的な方法を2つご紹介します。

ケージ内にトイレを設置する方法

子犬を迎える際、子犬の居場所としてケージやサークルを準備している方が多いと思います。
ケージ内にトイレを設置する方法を説明します。

ケージを準備したら、半分のスペースに子犬の寝床を作り、残りの部分にペットシーツを敷いてトイレを設置しましょう。
ペットシーツを敷く際は、ペットシーツをそのまま置いても構いませんが、トイレトレーを利用すると子犬が上を歩いてもズレにくいです。

トイレの設置方法が分からない場合は、以下の動画を参考にしてみてください。

トイレを設置したら、子犬の様子を注意深く観察し、排泄しそうなタイミングでトイレに誘導します。
子犬がトイレに来たら、シーシー、など声かけしながら子犬が排泄するのを待ちます。

2~3分しても排泄しなかったら一旦トイレは中断して仔犬を自由にしましょう。
子犬がトイレを成功させるまで、以下のサイクルを繰り返すのです。

  1. 子犬を観察し排泄のタイミングを見極める
  2. 子犬をトイレに連れて行く
  3. 子犬が排泄するまでトイレで観察する(2~3分でOK)
一度排泄しても、10分くらいで2回目の排泄をすることがあるので、子犬からできるだけ目を離さないようにしましょう。

上手にトイレが出来たら思い切り褒めて、おやつやドッグフードをあげて下さい。
トイレで上手に排泄が出来たらいいことが起こる、と学習すると子犬は自分からトイレに行って排泄するようになります。

クレートを使ったトイレトレーニング

クレートを使ったトイレトレーニングは少し根気がいりますが、犬を放し飼いにしたい人に向いています。

クレートは犬が落ち着ける場所として利用しやすく、他の躾にも使えるので慣れておくと便利です。

余裕があれば是非チャレンジしてみてください。
クレートを使ったトイレトレーニングでは以下のものを準備します。

  • クレート(成犬になった時に伏せができるサイズ)
  • サークル(ペットシーツが2枚敷けるくらいのサイズ)

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クレートは子犬が中でリラックスできるように、布団やおもちゃを入れてあげます。
サークルはトイレを置く予定の場所に設置し、中にペットシーツを敷き詰めておきましょう。

子犬の生活サイクルは、基本的に次のようなサイクルを繰り返しています。

睡眠 ⇒ 排泄 ⇒ 食事 ⇒ 運動 ⇒ 休息 ⇒ 睡眠

まず、睡眠や休息など子犬がじっとしている間は、クレートの中で過ごさせるようにします。

クレートの中で寝ている子犬が目覚めたら、クレートから出し、トイレサークルに連れて行ってください。
サークルに入れたら出られないよう、サークルの扉は閉めておけば目を離しても大丈夫です。

子犬がサークル内のペットシーツに排泄をするまで待ち、上手く排泄できたら大げさに褒めてあげましょう。

しばらく待っても排泄しない場合は、一旦クレートに戻し、少し時間が経ってから再度チャレンジしてみます。

わかりにくい場合は以下の動画も参考にしてみてください。

サークル内で排泄したらリビングに出して食事を与えたり、思い切り遊んであげましょう。
何回も繰り返すうちに、自分からトイレサークルに行ってくれるようになります。

子犬がトイレになれたら、サークルは片付けてペットシーツだけにしても構いません。

食後やリビングで運動中も排泄したくなることはあります。
子犬をクレートから出している間は目を離さず、排泄するかもと思ったらすぐにトイレに連れて行きましょう。

リビングで遊んでいる間、子犬から目を離すときは必ずクレートに入れることを習慣にするとトイレの失敗は少なくなりますよ。

なお、犬のしつけに関する教材は、【2022年最新】犬のしつけ教材を徹底解説【比較表あり】をご覧下さい。

子犬がケージ内でトイレを失敗する理由


ケージ内で失敗する場合、ほとんどが寝床で排泄してしまったというパターンです。

このパターンの失敗は、原因は以下の二つです。

寝床の布団やタオルをトイレと認識している

犬はトイレを臭いや足の裏の触感で覚えると言われています。

布団やタオルなど寝床で失敗すると、綺麗に洗濯をしたつもりでも尿の匂いが残ってしまい、その匂いにつられてまた布団で排泄する悪循環になります。
また、寝床で排泄を繰り返すと、寝床のタオルや毛布に似た触感のところは排泄するところだと覚えてしまう恐れがあるので注意が必要です。

臭いが付いているからと寝床を新しく変えても、触感が似ているのでまた失敗を繰り返すことに。

寝床で失敗する場合は、一時的に寝床を片付けてしまいましょう。

そしてサークル内にいる子犬から目を離さないようにし、排泄しそうになったらペットシーツの上に乗せて排泄するまで見守ります。
ペットシーツの上でできるようになったら、寝床を元に戻しましょう。

子犬がトイレを成功させるまで、忍耐強く頑張りましょう。

トイレが汚れていて気に入らない

犬は綺麗好きなので、汚れているトイレにはあまり排泄したがりません。

ペットシーツを交換した途端に排泄するのは子犬あるあるです。

なので、ペットシーツはこまめに交換しましょう。
メッシュ状のトイレトレーを使ってる場合は、定期的に洗って清潔を保つよう心掛けてください。

また、ケージ内には寝床やトイレ以外に飲み水やご飯皿も置いてありますよね。

飲み水がこぼれるとびしょびしょになってしまうからと、トイレのそばに水のお皿をおいている人も多いです。
ですが、綺麗好きの犬は、トイレの横に飲み水があるのを嫌がるケースもあるんですよ。

できるだけトイレと飲み水・ご飯皿は離して置きましょう。

このツイートのようなレイアウトは理想的だと思います。
トイレと寝床・飲み水に距離があり、清潔です。

サークルはできるなら大きいサイズを準備して、寝床や飲み水とできるだけ距離を取るといいでしょう。

ケージの外で子犬がトイレを失敗する理由


ケージの外で子犬がトイレを失敗する原因はいくつかあります。

  • トイレの場所が好みでない
  • ケージに戻りたくない
  • 失敗した場所をトイレと勘違いしている
  • トイレが遠すぎる
  • ケージの中でしかトイレができず、外では我慢してしまう

上記のような原因が考えられます。
順番に詳しく見ていきましょう。

トイレの場所が好みではない

一つ目はトイレの場所を嫌がっているケースです。
ケージのの中のにトイレを設置している場合、寝床や水飲みの容器とトイレが近過ぎることが多いです。

ケージには様々なサイズがあります。
スペースの都合上、犬用ベッドとトイレトレーが入る程度の小さめのケージを用意した家庭も多いでしょう。

しかし犬は綺麗好きな生き物で、生活スペースである寝床や食事の場とトイレは分ける習性があります。

ケージ内にいる時はベッドを汚したくないのでそのトイレを利用します。
一旦外に出ると、わざわざ嫌いなトイレに行ったりはしません。

それにトイレと寝床が隣接していると、トイレの場所を認識しづらくなります。
寝床とトイレ全体を「休憩スペース」という捉え方をしがちです。

トイレスペースの認識が曖昧だと、トイレに行くという意識も薄くなります。

自分のくつろいでいるところはどこでもトイレ、と思ってしまったりするのです。

ケージ内に戻りたくない

子犬は人に構ってもらうのが大好きです。
ケージの中にいる時も、遊んで欲しくて外に出してもらえるのを心待ちにしています。

そんな子犬は一旦外に出たら、なかなか自分でケージには戻りたがりません。

ケージの外の方が楽しいし、ケージに戻ったらまた出してもらえないかもしれないんですから。
トイレトレーニングが完了していない時に、子犬がケージに戻りたくなる理由ってそんなにないんですよね。

トイレトレーニングが完了していない時期は、子犬にとって楽しいことが優先になりがちなんです。

失敗した場所をトイレと勘違いしている

失敗した場所をトイレと間違えているケースもあります。

子犬はトイレを覚える際、場所や匂いだけではなく、足の裏の感触も頼りにしていると言われています。
毛布やベッドなど柔らかくふわふわしたものの上で排泄をした経験があると、似た感触のものはトイレと勘違いしやすいです。

リビングはカーペットやマットなど、トイレと勘違いしやすいものがたくさんあります。

リビングで遊んでいる最中、トイレと似た感触のものに触れると、そこをトイレと勘違いして排泄してしまうのです。

また、子犬の中には失敗する際、いつも決まった場所で失敗する子がいます。
失敗した場所に排泄物の匂いが残っていると、そこは「排泄してもいい場所」、と思ってしまいます。

トイレが遠過ぎる

子犬が遊んでいる場所がケージから離れていると、子犬はトイレの位置を見失います。

特に生後3ヶ月以下の子犬や家にきたばかりの子犬は、トイレから近い場所で遊ばせるようにしましょう。

子犬が排泄したい、と感じてから実際に排泄するまではそれほど間がありません。
したいと思った時、トイレが遠いと間に合わないのです。

トイレが近いほうがまめにトイレに連れていく習慣ができやすいですよ。

ケージの中でしかトイレをしない場合

ある程度トイレトレーニングが進んだ子犬の中には、ケージの中でしかトイレをしないという子がいます。
トイレの認識はある程度できているけれど、かたくなにケージ外では排泄しません。

原因として次のようなパターンが考えられます。

  • ケージ内のトイレと外のトイレで足の裏で感じる感触が異なる
  • ケージ外の失敗で怒られすぎて恐怖心を持っている

ケージ内のトイレは排泄物を踏まないようにペットシーツの上にメッシュのカバーをしているケースが多いと思います。
ケージ外のトイレがペットシーツのみだったりすると、足の裏で感じる感触が違うのでトイレと認識できないことがあります。

ケージ外の失敗で厳しく叱られた経験があると、ケージ外での排泄に恐怖心を持ってしまいます。

ケージ外でトイレができない場合、長時間の外出や留守番で困ることがあるので対策はしたほうが良いです。

ケージの外であちこちで排泄する失敗とは違って見えますが、対策は基本的には同じです。

後に述べる失敗を防ぐ対策をうまく取り入れてみてください。

犬のしつけ教材

子犬のトイレトレーニングで失敗する原因と対策

子犬のトイレトレーニングは失敗がつきものですが、失敗が増えるとトイレを覚えるのに時間がかかってしまいます。
少しでも失敗を減らすための対処法を見ていきましょう。

複数の対策を組み合わせると効果的ですよ。

寝床とトイレの位置をできるだけ離す

ケージの中にトイレと寝床を隣り合わせに並べている場合、できるだけ距離を取るようにしましょう。
寝床や遊びスペースとトイレはある程度空間を分けることが大切です。

ケージを置くスペースがある程度広めに取れる場合は、大きい目のケージを準備します。
自由にカスタマイズできるケージを使用すると、寝床とトイレ空間を完全に区切ることがができます。

寝床部分とトイレを完全に区切ることができ、それぞれに出入り口が付いているのでケージ外からも直接トイレに行きやすいです。

大きなケージを置くスペースがない場合もあると思います。
どうしても距離が近くなる場合は、せめて水入れや食器はトイレから離すようにしましょう。

後述するケージの外にもトイレを準備する方法を試してもらってもいいと思います。

トイレに連れて行く回数を増やす

ケージ外でのトイレの失敗を防ぐには、排泄の兆候がなくてもまめにトイレに連れていくのが効果的です。
排泄をしやすい寝起きや食後は分かりやすいので、トイレにも連れて行くし失敗も少ないです。

ですがケージの外で遊んでいる時は、子犬も飼い主も遊びに夢中でトイレのタイミングは掴みづらいです。
床をクンクンにおったり、ウロウロするといった排泄の兆候があればトイレかなと察知できます。

ケージ外で遊んでいるとき、急に立ち止まってその場で排泄してしまうことが非常に多いです。

必ずしも排泄の兆候があると限らないんです。

なのでケージの外で遊んでいる時、排泄の兆候がなくても定期的にトイレに連れていきましょう。
トイレに連れて行った際、排泄するまで頑張る必要はありません。

トイレに連れて行ったら、「トイレしようねー」など声をかけて1~2分子犬を見守ります。

排泄しないようなら粘らずに切り上げ、30分後くらいに再度試しましょう。

次に述べる排泄時の掛け声を併用すると排泄しやすくなります。

排泄時に決まった掛け声をかける

トイレで排泄を促す際、子犬にかける掛け声を家族で統一しておくのがいいです。
「ワンツー」という号令を使用すると良い、と一般的に言われています。

掛け声は言いやすくて短いものならばなんでも構いません。
長過ぎると言いにくいし慣れない言葉はとっさに出てこないので、飼い主が言いやすいものでいいのです。

私はおしっこは「シーシー」、うんちは「ウンウン」を使ってました。

「シーシー」を例に説明します。

  1. 寝起きや食後など、確実にトイレをしそうな時にトイレに誘導する
  2. 「シーシー」と声をかけながら、トイレで排泄するのを待つ
  3. 排泄できたら大袈裟に褒め、ご褒美をあげる

上記の手順を繰り返していると、「シーシー」の掛け声と排泄は関係ある、と子犬は学習します。
ケージ外で遊ばせているとき、排泄したそうでなくてもとりあえずトイレに連れていきます。

そこで「シーシー」と掛け声をかけると、排泄を促されていると分かります。
繰り返すとトイレに連れて行って掛け声をかけると排泄するようになります。

掛け声を使えば排泄の兆候がないときでもトイレタイムを教えることができるのです。

もちろん掛け声でも排泄しないことはありますが、その時はタイミングではないと判断してトイレは中断しましょう。

ケージの外にもトイレを準備する

寝床とトイレが近い環境や子犬がケージに戻りたがらない場合は、子犬を無理やりトイレに行かせるのは難しいです。
それならケージの外にもトイレを作ってしまいましょう。

ケージの外にトイレを設置する場合、できれば紛らわしい感触のラグやカーペットは片付けておくほうがいいです。

トイレシートは何枚か敷き詰めて、子犬がくるくる回ってっもはみ出さないようにしましょう。

トイレシーツの上を広く歩けると、足の裏で感じるペットシーツの感触をトイレと覚える手助けにもなります。

ペットシーツの感触をトイレと覚えさせると役に立ちます。
トイレを設置場所で覚えるのではなく、ペットシーツのある場所、と認識するのでトイレの位置を変えても困りません。

ケージの外にトイレを準備すると、遊び場とトイレが遠い問題も解決できることが多いので一石二鳥です。

ケージ外のトイレにまめに連れて行き、成功したら褒めてあげてください

失敗した時の子犬への対処法


子犬が排泄を失敗しないよう対策を頑張っても、失敗を完全には防げません。
では失敗してしまった時、どのように子犬に接するのが有効なのでしょうか?

私がやっている失敗の時の子犬への対処法をご紹介します。

  1. トイレを失敗した場所に子犬を連れて行く
  2. 失敗した場所の臭いを嗅がせて、トイレはここじゃない、ダメよと短く叱る
  3. その後トイレに連れていき、ここがトイレよと短く伝える(排泄を促す掛け声をかける)

犬は条件付けで行動パターンを記憶するのが得意な生き物です。
トイレが上手にできたらおやつをもらえる、というのも条件付けの典型例です。

トイレを失敗した時も条件付けを利用します
まず排泄を失敗した場所を匂わせ、短くダメと叱ることで「ここで排泄するのは良くないことだ」と認識させます。

次にトイレに連れて行き、トイレはここだよ、という意味の掛け声をかけます。

この時、長い言葉では子犬は意味がわからないので、排泄を促す掛け声を決めておくと良いでしょう。
私は「シーシー」という言葉を使っていましたが、言いやすい短い言葉であれば何でもいいです。

排泄を促す掛け声は、普段子犬をトイレに連れていく時にも積極的に使い、掛け声=排泄という認識を強化しましょう

繰り返しているうちに、子犬はトイレ以外で排泄をすると叱られる、トイレでは排泄の掛け声をかけられる、とパターンを覚えます。
トイレの失敗を利用して、トイレの位置を認識させるのです。

もちろん基本はトイレで排泄させて成功体験を積むことですが、失敗時にも工夫することでトイレトレーニングはよりスムーズに進みます。

一般的にトイレを失敗した時は、叱ったり騒いだりせずに黙って片付けるのが良いとされています。
理由は主に以下の二つです。

  • 犬は過去のことを覚えていないので、後でトイレの失敗を叱ってもなぜ怒られてるのか分からない
  • トイレの失敗の際に騒ぎ立てると、「お祭り騒ぎで楽しい」と勘違いて喜んでしまう

ですが、経験上「騒がず黙って片付けること」「失敗した後は叱らないこと」はトイレトレーニングを成功させる上でそこまで重要ではありません。

トイレトレーニングは、子犬に正しいトイレの場所を認識させることが大切なのです。

私はいままで何頭も子犬を育てており、トイレの失敗も当然経験はあります。

トイレじゃない場所で排泄しようとしている現場を発見して、「やめてー!」と叫んで騒いだことはしょっちゅうありました。
失敗を後で発見して叱ったこともたくさんあります。

ただ失敗を叱るだけではなく、トイレに連れて行き「ここでシーシー」と教える、を繰り返しました。
そうすると大半は1~2週間でトイレを覚えてほとんど失敗しなくなったのです。

覚えが悪かった子犬でも1ヶ月くらいでトイレの失敗はなくなりましたよ。

排泄を失敗した時も、その機会を利用して正しいトイレの位置を教える工夫をしましょう。
ただしひとつだけ気をつけてほしいことがあります。

子犬に恐怖心を与えるような叱り方をしない

失敗した時に大声で叱られて恐怖心を子犬が持ってしまうと、排泄するのが悪い、と勘違いしかねません。
排泄に悪いイメージを持つと、「飼い主に隠れて排泄する」「がまんして結局漏らす」といったトラブルになることがあります。

叱るときは毅然とした態度で、短い言葉を使う

排泄を失敗するとどうしてもイライラしがちですが、毅然と短く注意しましょう。
その方がトイレトレーニングもスムーズに進みますよ。

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【子犬のトイレトレーニング】やり直しの目安と対処法

子犬がトイレを覚えてしばらく経ってから、連続で失敗することはよくあります。
またトイレトレーニングが必要なのか、と落ち込む人もいるでしょう。

ですがよほどのことがない限り、一旦覚えたトイレが全くできなくなるということはありません
トイレトレーニングが出来ていたにもかかわらず、トイレを失敗する原因には以下のようなものがあります。

  • 普段入らない場所にマーキング
  • ストレス
  • 環境の変化
  • 膀胱炎などの病気

失敗するのが日常であまり足を踏み入れない場所であれば、そこに入らないようにするだけで解決することもあります。

環境の変化は、「引越し」「飼い主が仕事に行くようになった」などです。
いたずらをして飼い主に叱られたことが引き金だった場合もあり、犬の性格によっては些細なことでもストレスになる可能性があります。

原因に心当たりがあれば、犬のストレスを解消できるよう工夫してみてください。
犬が安心して過ごせるようになれば、トイレの失敗はなくなることも多いです。

環境を整えても失敗が続く場合は、トイレトレーニングのやり直しをしましょう。

やり方は先述した、子犬のトイレトレーニング法をご覧ください。

ある程度大きくなってからのトイレトレーニングはかなり根気と時間がかかります。
大きな声で怒ったりせず、辛抱強く取り組みましょう。

トイレの失敗を怒りすぎると、隠れてトイレをするようになったりして逆効果ですよ。

共働き世帯の子犬トイレトレーニング正攻法

共働きの場合、家を留守にする時間が長いので、その間にトイレを失敗してしまいます。
トイレの失敗が続くとトイレトレーニングは時間がかかります。

共働きなら、仔犬を迎えるのはできれば休日の前にしましょう。

二人共土日が休みなら金曜日の夕方や土曜日の朝、休みがバラバラなら交代で休みを取り、子犬を見ていられる時間を出来るだけ長くします。

そして家に人がいる間に、徹底してトイレトレーニングをするのです!
トイレトレーニングの基本は、とてもシンプルです。

子犬から目を離さず、頻繁にトイレに連れていって出来たら褒める

なので、休日をすべて子犬に捧げるつもりでやるのです。
もちろん、仕事で留守にしている時に失敗することはあります。

それでも帰宅後や休日に、トイレで排泄できたらものすごく褒めまくることを続けると次第にできるようになります
共働きで効率よくトイレトレーニングができるようになる、魔法のようなやり方はありません。

共働きでも、1歳を過ぎてもトイレができない、という子はほとんどいませんのでご安心ください。

子犬と一緒にいられる時間を大切にできることをきっちりやる、多少の失敗は気にしない、というスタンスで気長にやっていきましょう。

なお、共働き世帯の子犬トイレトレーニングについては、共働きでもできる「子犬のトイレトレーニング」のコツと注意点の記事で、より詳しく解説しています。

さいごに

子犬は人間で例えるならまだ幼児なので、トイレの失敗は普通にあります。
少しでも失敗を減らして、スムーズにトイレトレーニングが出来る方法をご紹介しました。

子犬のトイレトレーニングのやり方まとめ
  • トイレトレーニングは子犬を迎えたらすぐに始める
  • ケージやクレートを使い、トイレとリラックススペースを分けて訓練
  • 子犬から極力目を離さず、失敗させない努力と工夫が必要
  • トイレトレーニングのやり直しは子犬のストレスを極力減らすのが大切
  • 共働きでのトイレトレーニングは休日に短期集中で臨む

上記のやり方を参考にし、愛情を持って根気よく取り組めば、子犬のトイレトレーニングをスムーズに行うことが出来るでしょう。
少々の失敗は気にせずに取り組んでみてくださいね。

なお、犬のしつけ教材について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください☟

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黒豆
獣医師として犬・猫を中心で診療に携わり16年目です。 今は子育てしながら診察をつづけています。 沖縄大好き・海大好きで夏はレジャーで忙しいです。 自己啓発や心理学、料理、編み物が大好きで、最近ではヨガやサーキットトレーニングに興味があります。
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