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レザークラフトで自作できる「スマホケース」の作り方を画像付きで解説

本革のスマホケース、なかなか気に入ったものが売ってなくて・・・・自作できないかな?

自作するならレザークラフト、自分の思うままに、自分好みのスマホケースを作ることができます。

革は独特の風合いもあり、使えば使うほど手に馴染んでいくので、愛着も湧きますし、見た目も渋くて格好良くなっていきます。

スマホは毎日持ち歩いて使うので、外出時にうっかり手を滑らせてしまうこともよくありますよね。

落として大事なスマホを壊してしまわないためにも、本革のスマホケースで本体を保護できると良いですよ。

ここでは、レザークラフトで自作できる「スマホケース」の作り方を画像付きで丁寧に解説します。

プロの革職人にレザークラフトを習っている私が、作り方をレクチャーします!

レザークラフト「スマホケース」の道具と材料

牛革で「スマホケース」を作ります。
スマホは私が使っているのがiPhone 7なので、この機種の大きさになります、
製作時間は5時間程度です。
先ずは製作に必要な材料と道具を準備しましょう。

【材料】
  • 牛革(厚さ:1mm程度)
  • 厚紙 または 工作用紙(型紙用)
  • ロウ引き糸
【道具】
  • カッター
  • 銀ペン
  • 丸定規
  • 菱目打ち(4本目と2本目)
  • 木槌(菱目打ち用)
  • 縫い針(2本)
  • ステッチンググルーバー(ライン引き)
  • やすり
  • トコフィニッシュ(コバ磨き)
  • コーンスリッカー

革は楽天やAmazonでカットレザーが売られてますので、お好きなものをご用意ください。

レザークラフトで自作できる「スマホケース」の作り方

写真のようなベルトカバー付きの本革のスマホケースを作ります。
ベルトカバー部分の裏側は、クレジットカードや名刺が入るポケットが2つあります。

型紙を作る

事前に厚紙(または工作用紙)で型紙を作ります。
各パーツの大きさは下図を参考ください。

型紙を写して革を裁断する

型紙を作ったら、型紙を革の上に乗せ、銀ペンでなぞって型を写し、市販のカッターで裁断します。

革を漉く

カードポケットパーツ(上段と下段)の接着部分(フチ)を革専用のカミソリで漉きます。

カードポケット(上段)を接着する

カードポケットパーツ(上段)の裏面のフチに白ボンドを塗って貼り合わせます。
写真のようにカードが止まる部分を縫っておくと、丈夫になるので縫うことをオススメします。

カードポケット(下段)を接着する

カードポケットパーツ(上段)の裏面のフチに白ボンドを塗って貼り合わせます。

カードポケットパーツの上段・下段を貼り終わったところ。

片側を縫う

先にカードポケットの片側(内側部分)だけ縫ってしまいます。
4mm幅の菱目打ちで縫い穴を開けます。

レザークラフト用の手縫い針を2本用意し、糸の両端に針を付けます。
縫い糸は縫う箇所の約4倍の長さが必要です。
縫い糸を針に通します。

縫い糸の色はお好みの色で、今回はナイロン製の糸にしました。
カードポケットの片側を縫い終わったところ。

接着する

カバーベルトのパーツ2枚をボンドで貼り合わせます。

カバーベルトのパーツを貼り合わせたところ。

両端を丸く切り落とす

カバーベルトの両端を丸く切り落とします。

写真では専用の工具を使って丸く切り落としてますが、カッターでも大丈夫です。

反対側は丸定規で直径5mm円で丸く切り落とします。

縫い穴のライン引き

ステッチンググルーバーでカバーベルトの縫い穴のライン引きをします(3mm幅)。

縫い穴を開ける

ライン引きしたガイドラインに沿って、菱目打ち(4mm間隔)と木槌で革に縫い穴をあけます。

縫い合わせ

レザークラフト用の手縫い針を2本用意し、糸の両端に針を付けます。
縫い糸は縫う箇所の約4倍の長さが必要です。
縫い糸の色はお好みの色で大丈夫です。ナイロン製の糸にしました。
「平縫い」と呼ばれる基本の縫い方で、表側と裏側からそれぞれ針を交差しながら縫い進めます。

ベルトの差し込み穴を開け、貼り付ける

専用のベルト穴開け工具でカバーベルトの差し込み穴を開けます。
工具がなければカッターでベルト穴を開けてください。

ベルトの差し込み部分をベルト穴に通します。

折り曲げてボンドで接着します。

ベルトを本体に縫い付ける

カバーベルトをスマホケース本体に縫い付けるため、ボンドで接着します。
接着したら、菱目打ちで縫い穴を開けます。

縫い糸で縫い付けます。
縫い糸は縫う箇所の約4倍の長さが必要です。

裏布を貼り付ける

スマホケース本体の裏布(お好みの革でOK)を貼り付けます。
今回はこの裏布だけ合皮で、シールで簡単に接着できるものを使用してます。

ケース本体の角を丸く落とす

丸定規で直径 5mm 円で丸く切り落とします。

四隅の角を全て丸く切り落とし終わったところ。

ライン引き

ステッチンググルーバーでスマホケースの縫い穴のライン引きをします(3mm幅)。

縫い穴をあける

4mm幅の菱目打ちでスマホケース本体に縫い穴を開けます。

ケース本体を縫う

スマホケース本体を縫います。
縫い糸は縫う箇所の約4倍の長さが必要です。

全周縫い終わったところ。

裏側から見たところ。

ヤスリがけ

スマホケースのコバ(断面)に段差や凸凹があるので、ヤスリを使って滑らかにします。

コバ磨き

コバ(断面)にトコフィニッシュを塗ります。


コーンスリッカーを使ってコバが滑らかになるまで丁寧に磨きます。

カメラ用の穴をあける

スマホケース本体のカメラ用の穴を穴開けます。
写真では専用の工具で穴を開けてますが、カッターを使っても大丈夫です。

プラスチックケースを付ける

スマホケース本体に、プラスチックケースを両面強力テープを貼って接着します。
プラスチックケースは100円ショップ等で売っているものでOKです。

両面協力テープをプラスチックケースに貼り付けたところ。

貼り合わせ完了。

スマホケースの完成

牛革のスマホケース、完成です!

iPhone本体を装着してみたところ。

レザークラフトで自作できる「スマホケース」の作り方まとめ

あなたもスマホケースを自作してみたくなったでしょうか?
興味があれば是非トライしてみてください。
最後にポイントをまとめてみました。

「スマホケース」の作り方 ポイント
  • それなりに時間がかかるので最後まで作り切る決心をしておく
  • カードケースなど省いてもよいところは省いてもOKです
  • お使いのスマホに合わせて、型紙の大きさは調整してください。
  • 作業にとりかかる前に、材料と道具は全て用意しておく(準備8割)
  • わからないところがあれば、レザークラフトの教科書を見て確認する

自分の作りたいものが、自分好みに、自分の手で作れてしまう、自由度の高さがレザークラフトの魅力です。

なお、レザークラフトで使用する道具について、以下の記事にまとめています。
どうぞご参考になさって下さい。

【レザークラフト】初心者が用意する全ての道具を完全ガイド! 「革小物を自分でつくれるようになりたい!」 「自分オリジナルの財布やバックを作ってみたい!」 でも自分は不器用だから・・...

また、レザークラフトでなく、iPhoneケースを以下のアプリで簡単に作ることもできますよ。

けっこう多くの人が利用していて、15,000件もの評価が付いています。
レザーケースでも作れるので、ご覧になってみてください☟

プリスマ

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yoshiaki1973
多趣味です。SNSでも発信中。 料理、食べ歩き、写真・カメラ(一眼レフ)、珈琲、パブリックスピーチ(トーストマスターズ)、英語、読書、レザークラフト、ミシン(帆布)、ギター、フルート、ドラム、合唱、海外旅行、温泉巡り、ツーリング、ドライブ、ジャズ
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