高い買い物ですから建てた後に「こんなはずじゃ…」って後悔したくないですよね。
そこで今回は、スウェーデンハウスを建てて暮らしている私が「建てる前に気づいていたらこんな後悔しなかったのに」というホンネを暴露。
それを踏まえ、スウェーデンハウスを建てる際の注意点を解説します。
本記事のポイントは以下の通り。
- スウェーデンハウスを建てて後悔したこと
- 暮らしてわかった反省点
- 後悔しないために知っておくべきこと
- タウンライフ家づくり ※無料で資料請求すると、希望のハウスメーカーから土地・間取り・資金計画の提案を受け取れる
スウェーデンハウスを建てて後悔したこと3選
まず初めに、「スウェーデンハウスで家を建てて後悔しないか?」という疑問にお答えします。
結論は後悔しません!
住宅の性能もデザインもアフターメンテナンスについても大満足です。
ですが「もっとこうしておけばよかった」「この点をもっと確認しておけばよかった」と後悔していることもあります。
後悔について、このあと具体的に解説していきます。
網戸についての後悔
1階に網戸を付けなかったことを後悔しています。
スウェーデンハウスの窓はもともとは網戸が付いていません。
そのため、どこにいくつ付けるか、決める必要があります。
網戸に関する情報をざっくりまとめておきます。
- 付けた分だけ追加で料金がかかる
- 安いものではないので気軽にいくつもはつけられない。
- 汚れにくい(巻き取り式で室内側につくため)
- 見た目がいまいち(木製の窓枠を覆うようにアルミのフレームが付く)
私は花粉症なので元々1年のうち3分の1くらいは窓を締め切っています。
また、夏と冬も窓は開けない方が快適です。
結局いまのところ追加はしていないのですが、心境はこうです。
たまにはパーッと窓を開け放ち、風を通したい。
どうせ開けるなら、1階も2階も開けて家中に外の空気をいれたい。
こう思いつつも、網戸の追加は先延ばしになっている状況です。
理由は以下のとおりです。
- 窓を開けたいと思うのは年に数回だけ
- 追加工事も面倒
- 結構な費用が掛かる
- 木を隠してしまうデザインが好きじゃない
こうしたことが、網戸を付けることのハードルを上げていて、結果先延ばしになっています。
最初から1階にも付けておけばよかったと反省しています。
標準の食洗器の使い勝手が悪い点
スウェーデンハウスのキッチンは、標準だと指定のメーカーの食洗器が付きます。
この食洗器、食器が入れにくく容量も少ないので、正直使い勝手があまり良くありません。
あまり吟味せずに決めてしまったことを後悔しています。
吟味しなかった理由は次のとおりです。
- 食洗器を使うのが初めてでその重要性に気付いていなかった。
- 標準で問題ないという営業さんの言葉を鵜呑みにしてしまった。
- 間取りなど他のことを決めるのに手一杯で食洗器まで手が回らなかった。
食洗器は毎日使うものですし、手洗いよりしっかり洗え節水にもなります。
だからこそ、ちゃんと比較検討して、多少お金をかけてでも使い勝手のいいものを選ぶべきでした。
おすすめされたお風呂が今ひとつ
スウェーデンハウスでは、基本的には好きなメーカーからお風呂を選ぶとことができます。
ですが、スウェーデンハウスが勧めるメーカーだと、金額面で少し融通がきくのです。
なので、特にこだわりがなければ、実質そのメーカーの中から選ぶことになります。
そして…、そのメーカーのお風呂についてあまり調べず決めてしまいました。
これが後悔している点です。
このお風呂の気になる点は以下のとおりです。
- 浴室の水はけが悪い
- 掃除がしにくい
- 自分たちにとってはサイズが少し大きすぎた
- 結果掃除がより大変になる…
細かいところですが、毎日のことなのでやはり気になってきます。
掃除のこともちゃんと考えておくべきでした。
お風呂は温まるときのことは想像しやすいですが、案外忘れがちなのが掃除のしやすさです。
- タウンライフ家づくり ※無料で資料請求すると、希望のハウスメーカーから土地・間取り・資金計画の提案を受け取れる
スウェーデンハウスの注意点【後悔しないために】
ここでは、「もっとこうしておけばよかった」と住み始めてから後悔しないために、事前に知っておいた方がいいことをお伝えします。
網戸についての考え方
スウェーデンハウスの家は「基本的には空調で温湿度を調整し、たまに窓から風を入れる」くらいで考えておけばいいでしょう。
つまり、網戸は補助的に使うということです。
理由は「窓を開けないでも1年中快適にすごせるから」です。
スウェーデンハウスのような高気密高断熱の家は、もともと空調ありきで設計されています。
このことを理解しておかないと、「網戸がないなんてムリ…」とか「網戸はすべての窓に必要」という考えになってしまうかもしれません。
暮らしてみて実感しましたが、季節を問わず家の中はかなり快適です。
私の感覚では「窓を開けて風を通したい」と思うのは、本当に年に数回だけでした。
とはいえ、多くの方が網戸をどうするかで悩むと思いますので、今の私ならどうするかをお伝えします。
結論は『1階に2か所、2階に2か所付ける』です。
理由は以下のとおりです。
- スウェーデンハウスの家は風が抜けやすい(仕切りが少なく空間を大きくとっていることが多いため)
- 回転窓なので大きく開く
- 窓そのものも一般的な窓より大きい
こうした点から、1階と2階に2か所づつ付けておけば、とりあえずは問題ないかと思います。
網戸はあくまで補助的に使うということを覚えておきましょう。
ちなみに、一般的な横開きの窓とスウェーデンハウスの窓の開口面積は、下記のようになります。
一般的な横開きの窓 ➡ 窓の面積の半分より少し狭いくらい
スウェーデンハウスの窓 ➡ 窓の面積と同じ
提案の鵜呑みはNGということ
営業さんや建築士さんの言葉をそのまま鵜呑みにするのはダメ、という話です。
「そんなの当たり前では?」と思うかもしれませんが、注意です。
打合せが進み、次から次へと決めなければいけないことが増えてくると、ついやってしまいます。
口コミなどからもわかるように、スウェーデンハウスは営業さんなど「人」への評価も高いです。
その信頼が逆に「営業さんが言っているなら間違いないか」という思考になってしまい失敗する可能性があります。
信頼関係があることはいいことですが、言われたことを鵜呑みにするのはダメです。
提案はありがたく聞いて自分でもしっかり考えましょう。
設備もちゃんと吟味する必要性
食洗器やお風呂やトイレなどの住宅設備もちゃんと吟味しないと後悔してしまいます。
理由は「住宅設備は毎日使う。つまり、暮らしに直結する」からです。
小さなマイナスポイントも、それが積み重なると大きなストレスになってきます。
スウェーデンハウスを検討している人は、住宅設備よりも家そのものが気に入っている方が多いと思います。なので、特に注意が必要です。
間取りを考えたり北欧柄のカーテンや壁紙を選んだりする方が楽しいので、ついつい設備の細かいところに熱量が向かなくなりがちです。
「標準だから」とか「おすすめだから」で選ぶのではなく、必ずひとつひとつ調べて決めましょう。
要望をしっかり伝える重要性
難しいことでも、理想として思い描いていることは全部伝えましょう。
伝えることで、なんとか実現しようと本気で取り組んでくれるからです。
打合せが始まると、思い描いていたことが図面に落とされ、段々と形になっていきます。
その一方で、法的な制約などから「これは実現するのが難しい」ということも出てきます。
それでも、根気強く要望を伝えていくことで、また別の方法が浮かび実現できた、ということもあります。
難しい要望でもしっかり伝えましょう。それが高い満足度につながります。
私は今、家の階段を上がったところにあるフリースペースで、この記事を書いています。
窓のすぐそばに、パイン材でカウンターをつくってもらいました。
想像していた以上に快適です!
思い描いていたことが実際にカタチになると感動しますよ!
家は自分で完成させていくものということ
ここが最重要です。
スウェーデンハウスはメンテナンスやお手入れが必須です。
例えば、以下の箇所は1~2年に1回程度は塗装が必要です。
- 窓枠
- 玄関ドア
- ウッドデッキ
- バルコニー
- アプローチの柵
このように、他のメーカーよりも、メンテナンスやお手入れに関しては気を遣うことが多いと思います。
ですので、私は「スウェーデンハウスの家は自分たちで完成させていくもの」だと考えています。
このことを理解しておかないと、住んでから「こんなはずでは…」と後悔してしまうかもしれません。
とはいえ、塗装などもやってみるとそんなに大変ではないので、安心してください。
変なところを塗ってしまっても意外と目立たないので、気負わず楽しみながらやればいいと思います!
「家は自分たちで完成させていくんだ」という意気込みを持ちつつ、気楽に取り組みましょう。
関連記事:スウェーデンハウスのおすすめ内装10選|13枚の実例画像つきで解説
さいごに
「スウェーデンハウスで建てれば後悔しない」というのが私の結論です。
ですが、知っておかないと後悔することもあります。
それが次の点です。
- 窓は締め切っていても1年中快適。網戸は最低限つけて補助的に使えばOK
- 提案の鵜呑みはNG。納得できるまで自分でも考えるべき
- 住宅設備は暮らしに直結する。お任せでなく吟味するべき
- 難しい要望でもしっかり伝えることで高い満足度につながる
- 家は「建ったら完成」ではない。手入れをしながら「自分で完成させていくもの」
これらをしっかりと理解して、素敵な家を実現してください。
この記事がスウェーデンハウスで建築を検討している人の参考になれば嬉しいです。
関連記事:スウェーデンハウスのメンテナンスを入居3年のオーナーが解説!
関連記事:ハウスメーカー選びの決め手6選|最後の決定打とは?【体験談】